いきものばんざい(46)

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カブトガニ【クモに近いんだけど ~カブトガニ~】節足動物門カブトガニ科

医学に興味がある人は、カブトガニの血液が医学や薬学の発展に貢献していることを知っているかもしれません。私たちの血液は鉄分を含むため赤く見えますが、カブトガニの血液は銅を含むので青色をしています。そしてその血液は細菌に反応してネバネバした固体で包んでしまう性質があるため、人間に行う注射やワクチンが無菌かどうかを確かめるのに使われているのです。カブトガニの血液を採集する専門工場もあるくらいです。「生きている化石」としてよく知られていますが、今年の3月には、研究の結果、クモ綱に属するという発表がありました。瀬戸内海などの生息地の破壊が進み、今世紀中には絶滅するといわれています。

いきものばんざい(45)

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オウサマペンギン【日本はペンギン王国 ~ペンギン~】鳥綱ペンギン目

 世界で飼育されているペンギンの4分の1が日本にいると言われます。陸上ではよちよち歩きなのに、水中ではまるで空を飛んでいるかのように高速遊泳するギャップが動物園の行動展示などで有名になりました。潜水能力は鳥類で最もすぐれていますが、コウテイペンギンが高速で泳ぐ際、羽毛にたくわえた空気から気泡を発生させることで、水と体との摩擦を減らしていることが観察されています。潜水艦を泡で包みこみ、水の抵抗を減らして高速を実現する技術を「スーパーキャビテーション」といいますが、すでにペンギンがやっていた。…自然にはまだまだ学ぶことがたくさんありますね。

いきものばんざい(44)

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メジロ【小さい美声家 ~メジロ~】スズメ目メジロ科

目の周りが白い小鳥です。鳴き声が非常に美しいことから、江戸時代には「鳴き合わせ」という、一種の競技まで行われており、最近までこの競技のためにメジロを飼う人が多かったようです。鳥獣保護法で飼育が禁じられるまでは、網でいっせいにとらえて、鳴き声の美しいオスだけを選ぶなどということも行われていたようです。現在では原則として飼育禁止です。(これはスズメなども同じです。)
冬にミカンを半分に切って枝などにさしておくと、わりに姿を見せてくれます。枝に連なってとまることもあることから「目白押し」の語源ともなっている鳥です。

いきものばんざい(43)

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シカ【カクカクシカジカ ~ニホンジカ】クジラ偶蹄目シカ科

 日本の哺乳類の中で、シカほど話題に富む動物はいないのではないでしょうか。奈良の春日大社を代表として神の使いとされる。秋の風情として鹿の鳴き声が詠まれる。食用にもされ「モミジ」なんていう風雅な名前で呼ばれる。立派な角が生えるのに毎年生えかわる。一ノ谷の戦いでは「鹿がゆくなら馬でも行けるハズ」なんて義経に思わせるきっかけになる。花札の図柄にもなっていて「シカト」の語源になっている。鉄分をなめるために線路に入って列車にひかれる。それを防ぐためにライオンのふんや尿をまいてみたら効果大だったが、ふんや尿が入手困難でしかも周囲の環境に大きな影響があるので中止に。バンビ。鹿島アントラーズ。アントラーって、鹿の枝角のことなんですよ。

いきものばんざい(42)

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ハクセキレイ【歩くのめっちゃ速い ~ハクセキレイ~】スズメ目セキレイ科

道路や町の広場などを高速でちょこちょこ歩いている白っぽい小型の鳥を見ませんか? それはたぶん、ハクセキレイです。尾羽を上下にふりふりしていれば、ほぼ間違いないでしょう。人の近くまでくることもある鳥ですが、その歩き方を見ていると、非常に速いスピードで足を交互に出して歩いているのがわかります。
鳥には、人間のように歩くもの(ウォーキング型)と、両足をそろえてはねるように移動するもの(ホッピング型)とがいます。主に樹上生活をするものがホッピング型、水鳥やハト、キジやセキレイの仲間はウォーキング型が主体です。カラスはどちらも行うめずらしいタイプです。

いきものばんざい(41)

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パラダイススレッドフィン【優雅な海底の哲学者 ~三脚魚~】ヒメ目チョウチンハダカ科

 三脚魚ときいて、はっと思ったあなたはきっと深海魚マニアです。日本近海にはイトヒキイワシとナガヅエエソがいます。この魚は、一対の腹びれと尾びれの先端が長く伸び、まるで三脚のように海底に「立って」います。さらにナガヅエエソの胸びれは、細く枝分かれしており、これを放射状に広げて、退化した目のかわりに敵やエサを感知していると考えられています。見た目もまるでアンテナです。さすがに深海に行って撮影できないので、同じように目が退化し、触角のようなヒレが発達しているパラダイススレッドフィンの画像をあげておきます。三脚魚はネット上に動画もあるので見てみてね。泳ぎ方も優雅です。

いきものばんざい(40)

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【最大4m半の掃除屋 ~オオイカリナマコ~】棘皮動物門イカリナマコ科
オオイカリナマコ
 非常に細長い大型のナマコですが、よく水槽に入れられています。食用のマナマコは20~30センチですから、かなり大きいですね。まるで海底に転がっているチクワですが、ウニやヒトデと同じグループですので、五放射相称(中央から放射状に五つに分かれる構造)をしています。心臓はありませんが、食道、胃、小腸、大腸があり、われわれ人間の消化管の原型をもっているといえます。見た目がグロテスクだときらう人も多いようですが、彼らは海底で砂の中の有機物を食べているので、そのおかげで砂がきれいになるのです。縁の下ならぬ、水槽の底の力持ちなのです。そんな目で見てあげて。

いきものばんざい(40)

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オオイカリナマコ【最大4m半の掃除屋 ~オオイカリナマコ~】棘皮動物門イカリナマコ科

非常に細長い大型のナマコですが、よく水槽に入れられています。食用のマナマコは20~30センチですから、かなり大きいですね。まるで海底に転がっているチクワですが、ウニやヒトデと同じグループですので、五放射相称(中央から放射状に五つに分かれる構造)をしています。心臓はありませんが、食道、胃、小腸、大腸があり、われわれ人間の消化管の原型をもっているといえます。見た目がグロテスクだときらう人も多いようですが、彼らは海底で砂の中の有機物を食べてているので、そのおかげで砂がきれいになるのです。縁の下ならぬ、水槽の底の力持ちなのです。そんな目で見てあげて。

いきものばんんざい(39)

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ウミシダ【植物っぽいけど ~ウミシダ~】棘皮動物門ウミシダ目

イソギンチャクやウミシダの仲間が海の中でゆらゆらゆれているのを見ると、風にそよぐ植物のように思えますね。羽のような枝を四方に広げているところも植物のようです。が、彼らはれっきとした動物の仲間で、海底やサンゴに固着して生活していますが、枝を使ってはうこともありますし、ゆらゆらと腕をふって遊泳することもあります。化石として有名なウミユリの仲間になりますが、ウミユリは現在は深海のみで見られ、広く見られるのはこれらウミシダです。ウミユリは茎にあたる部分がありますが、ウミシダにはありません。これはウミシダが遊泳生活を選択したからだという説があります。

いきものばんざい(38)

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ジョウビタキ【縄張り意識の強いおじいさん ~ジョウビタキ~】スズメ目ヒタキ科

 冬鳥として日本に飛来します。冬鳥は、秋から冬に日本に飛来し、春にはシベリアにわたっていくものが多く、カモやハクチョウが有名ですが、身近にもけっこう見られます。中でもジョウビタキは、腹がオレンジ色、頭は銀白色、羽に鮮やかな白い斑点があるので、見分けやすい小鳥のひとつです。「カッカッ」という何かをたたいているような鳴き声で地鳴きをしますが、知らないと鳥の声と思わないかもしれません。この声が、火をつける時に火打石をたたく音にたとえられ「ヒタキ」と呼ばれるようになったと言われています。「ジョウ」は「尉」、おじいさんのことです。頭が白っぽいからですね。