いきものばんんざい(39)

カテゴリー: ■いきものばんざい

ウミシダ【植物っぽいけど ~ウミシダ~】棘皮動物門ウミシダ目

イソギンチャクやウミシダの仲間が海の中でゆらゆらゆれているのを見ると、風にそよぐ植物のように思えますね。羽のような枝を四方に広げているところも植物のようです。が、彼らはれっきとした動物の仲間で、海底やサンゴに固着して生活していますが、枝を使ってはうこともありますし、ゆらゆらと腕をふって遊泳することもあります。化石として有名なウミユリの仲間になりますが、ウミユリは現在は深海のみで見られ、広く見られるのはこれらウミシダです。ウミユリは茎にあたる部分がありますが、ウミシダにはありません。これはウミシダが遊泳生活を選択したからだという説があります。

いきものばんざい(38)

カテゴリー: ■いきものばんざい

ジョウビタキ【縄張り意識の強いおじいさん ~ジョウビタキ~】スズメ目ヒタキ科

 冬鳥として日本に飛来します。冬鳥は、秋から冬に日本に飛来し、春にはシベリアにわたっていくものが多く、カモやハクチョウが有名ですが、身近にもけっこう見られます。中でもジョウビタキは、腹がオレンジ色、頭は銀白色、羽に鮮やかな白い斑点があるので、見分けやすい小鳥のひとつです。「カッカッ」という何かをたたいているような鳴き声で地鳴きをしますが、知らないと鳥の声と思わないかもしれません。この声が、火をつける時に火打石をたたく音にたとえられ「ヒタキ」と呼ばれるようになったと言われています。「ジョウ」は「尉」、おじいさんのことです。頭が白っぽいからですね。

いきものばんざい(37)

カテゴリー: ■いきものばんざい

オニフスベ【地上に生えるバレーボール ~オニフスベ~】ハラタケ目ハラタケ科

 雑木林や竹やぶ、畑、時には庭先に突如として出現する巨大なキノコです。大きいものでは30センチ以上になります。最初は真っ白ですが、成熟するとだんだん茶褐色の液を出してくずれていきます。草地などに生えるとバレーボールが転がっているようにしか見えません。脳みそ…に見えなくもない。エイリアンが首から下を地面に埋められているようにも…見える。まあ蹴りたくなってしまうキノコであるのは間違いありません。食べられなくはない、そうです。日本特産。

いきものばんざい(36)

カテゴリー: ■いきものばんざい

ミノムシ【家ごと移動します ~ミノムシ~】鱗翅目ミノガ科

 ミノムシはミノガという蛾の幼虫です。ミノ(蓑)というのは、昔の雨具ですね。ゲゲゲの鬼太郎の子泣き爺が着ているやつです。ミノムシのミノを破ってみた人は知っていると思うのですが、なかなか破れません。かなりの力が要ります。この中に入って羽化を待つわけですから、防寒と外敵から身を守るためにも、頑丈なつくりでないといけないわけです。ところで、この木の枝などにさがっているミノは、なんと移動していきます。ぶらさがっている糸をかみ切って、ミノをぶら下げたまま。幼虫の間は葉をもりもり食べますので、一か所にいるとたちまち葉を食べつくしてしまいますからね。最近は数が減ってしまっている虫です。

いきものばんざい(35)

カテゴリー: ■いきものばんざい

ヌスビトハギ【ひっつきもっつきの一味 ~ヌスビトハギ~】マメ目マメ科

 数十年前はまだあちこちに空き地があって、植物相手に遊ぶことも多かった時代です。オナモミの実やセンダングサを友達同士でよく投げあって遊んでいました。(どっちも「ひっつきもっつき」と呼んでいましたが、広島弁では仲良しのことも指します。)最近、目にすることが増えた気がするのが、アレチヌスビトハギ。実が泥棒の足の形をしている、という見立てで命名されたヌスビトハギの仲間で、実に細かい毛が密生していて衣服に付着しやすくなっています。これらの実は、動物の毛や人間の衣服にくっついて種子を散布してもらう戦略をとった植物です。マジックテープはこれらの植物をヒントに作られたそうです。

いきものばんざい(34)

カテゴリー: ■いきものばんざい

コオロギ【秋の声 ~エンマコオロギ~】直翅目コオロギ科

日本にいるコオロギの最大種です。気温が下がる夏の夜から秋に美しい声で鳴き、風情を感じさせてくれる虫の一つです。もっとも、「鳴き声」といっても、正確には前翅をこすりあわせて音を出しますので鳴いているわけではありません。(鳴くのはオスだけです)バッタの仲間は鼓膜をもった耳を持っており、コオロギでは前脚のつけねに耳があります。地面に近い方が危険を察知しやすいのでしょう。昆虫の耳は、ヤガでは羽のつけ根に、スズメガでは口器の根元、カマキリでは胸部のくぼみの中に、コガネムシでは頭部のつけ根に存在しています。生きものにとって、耳は脳の近くにある、とは限らないのですね。

いきものばんざい(33)

カテゴリー: ■いきものばんざい

ラミーカミキリ【ガチャピンがタキシード ~ラミーカミキリ~】鞘翅目カミキリムシ科

昆虫の模様は左右対称であることが基本なのですが、時としてそれが面白い模様になっていることがあります。このラミーカミキリは以前、「ガチャピンがタキシードを着た虫を見た」という投書を某番組で取り上げていたものですが、言われてみればまったくその通りの模様です。何とか紹介したくて探し回っていたのですが、ようやく発見したので、ごらんください(笑)。画像を検索してもらうともっとはっきりした画像が出てきますので、そちらでもお楽しみください。ちなみに「ラミー」は食草の名前です。

いきものばんざい(32)

カテゴリー: ■いきものばんざい

トケイソウ【ちゃんと三本そろってます ~トケイソウ~】キントラノオ目トケイソウ科

めしべの先が三つに分かれていて、それが時針・分針・秒針に見立てられています。花の形も文字盤に見えますね。で、「時計草」。凝ったつくりで、園芸品種にはもっと複雑な形のものもあります。この見立て、生物名にはよく使われています。ウラシマソウ、ハナイカダ、ヌスビトハギ…なぜそういう名前になったのか実物を見るとよくわかります。(正直よくわからないものもありますが…昔の人の感性と違うのでしょうね。)
ちなみにクダモノトケイソウの実のことをパッションフルーツといいますが、この「パッション」も見立てが使われています。

畑のありんこ(552)

カテゴリー: ■いきものばんざい

ライムライムがそろそろ収穫できるかな、という時期になってきました。
料理やお酒に使うつもりです。
ライムのほとんどはメキシコからの輸入ですので、国産ライムは希少価値が(笑)。やった。しかも地産地消。

昨年、鉢から畑に移したのですが、地植えにした分、多少乾燥しても大丈夫でした。
続きを読む

いきものばんざい(31)

カテゴリー: ■いきものばんざい

コメツキムシ【背面ジャンパー ~コメツキムシ~】鞘翅目コメツキムシ科

色は地味ですが、仰向けにしてやると、パチンといってはね上がる性質があり、子どものとき遊んだ人もいるでしょう。結構高くまではね上がります。音も大きい。何度もひっくり返すと疲れるのかあきらめるのか(笑)、少し休憩をとります(おそらく)。バッタやノミなど、はねる虫はたくさんいますが、背面ではねる虫はなかなかいません。ひっくり返ると起き上がれないものも多い甲虫の仲間の中では異色の存在です。種類も多く、大型で目立つ種以外はなかなか見分けが難しい昆虫です。昔はミノムシに色紙の紙片や毛糸でミノを作らせたり、カミキリムシにいろいろなものを噛み切らせたり、カブトムシが重たいものをどこまで引っ張れるか試したりと、けっこう虫で遊んでましたが、今の子どもたちは…どうなんでしょう。

コメツキムシ背面