畑のありんこ(285)

130413_111115近所の公園の敷地の際にワラビが生えていた。
山菜の中でも御三家クラス。
アク抜きがめんどうというので、敬遠されることもある山菜ですが、ちょっとつまむにいい春の味。
とって帰ったものはチャーハンに入ってました(笑)。

春になると山菜好きの血がさわぐ。
ツクシ。甘辛く炒めて食べるとうまい。今年もとってきて食べられた。
フキノトウ。フキ味噌や天ぷらがおいしいです。近所の採取場所が最近更地にされて、採れる場所がなくなってしまった。また生えているところを探さんといけん。山に行かんとだめかな。
コゴミ。一昨年からプランタに植えた。今年はだいぶ株がふえ、芽もふいた。これも天ぷら。
タラの芽。ご存じ山菜の王様。漬物で食べると苦味が薄まりご飯が進む。昔よく市販の漬物を食べてた。
コシアブラ。近所の人が山歩きに行ったとき摘んでくるらしく、よくもらう。結構苦い。天ぷら。
そしてウド。今年遂に庭に地植えした。たいたものも美味ですが、一番好きなのはウドの皮のきんぴら。これはもうこたえられまへん(笑)。酒のあてによし、ご飯なら何倍でも食えるぞ、オレ。

アク抜きをしすぎると風味がとんでしまいますね。
春の野草にアクが強いのは、新芽、新葉を昆虫などの食害から守るためだと聞いたことがあります。
アクのせいで野菜に昇格できなかったともいえるでしょうから、人間からも身を守っていると考えられないこともない。
まだ気温が上がらない生長のゆるやかな状態で、しょっぱなの部分を食べられると被害が大きいからかなあ。
そのアクに春と植物の生存戦略を感じつつ、食べさせてもらっています。

春のほろ苦さは娘も好きらしい。
苦味も味のバリエーションですが、総じて子どもは苦手だといいますから、かっこつけて無理をしているのかもしれませんが(笑)
ゴーヤチャンプルーが恋しい。まだ夏は先。
畑が少しにぎやかになってきました。

(五日市教室A)