それでもI will be…(236)

mini_130713_1325先日、五日市教室で第三回の読書交歓会が開催されました。
今回は4年生男子4名という、普段から顔見知りばかりのリラックスした会になりました。

「歯みがきつくって億万長者」「じっぽ」「大江戸神龍伝バサラ」「透明人間」と、感動する作品というよりは、話の起伏が激しく、冒険心をくすぐられる作品が多かったように思います。
挿絵も割と多めで、親しみやすいものばかりでしたが、どの作品も物語の深さは十分にあり、読書力をつけるに足る本でした。
内容が漫画に近いかどうかよりも、とにかく活字で読み、その光景を想像する、という行為に慣れてほしいですね。

さて、交歓会の内容ですが、まずは恒例の持参した本のあらすじ紹介と、自分が楽しいと感じたポイントの説明です。
4年生の男子なので、ついついふざけて話してしまう子もいますが、話の筋を相手に伝える、という作業ができてきている子もいました。
読書を普段しない子には、まず本の内容を自分の中にインプットする所から始めますが、今日の生徒たちは普段から本を割と読む子が多かったので、次は知識を言葉でアウトプット(表現して伝える)できるようになっていってほしいものです。

担当講師からは、小学生でも読みやすい内容で、なおかつ国語のテーマとしても大切な「家族の絆」と「過度の文明発展への警告」が読み取れる「サマーウォーズ」を紹介しました。
映画で見て知っている子もいましたが、驚かされたのが、その内容をすらすらと話して説明してくれたことです。
おかげで、こちらからの説明は半分ほどですみました。他の子たちの食いつきも良かったですね。

やはり、最近の活字離れは能力の低下と言うよりも、「食わず嫌い」ならぬ「読まず嫌い」な気がしてなりません。
これからも生徒たちに少しでも良い読書環境を提供できるように工夫していきたいと思います。

最後になりましたが、次回は9月21日に予定しています。
参加学年は4年と5年、そして3年生も参加可能にしようと思っています。
もしご都合が合うようでしたら、他教室からもどんどんご参加ください。

(五日市教室T)