畑のありんこ(342)

2014060909420000デラウェアの袋かけを始めました。
今年は房がかなりついたので、摘果を多めにしよう。
新聞で袋を大量生産する毎日です。(笑)。

ブドウの栽培の歴史は古い。
ワインを私の血だといった人もいましたが、それよりさらに古く紀元前8世紀とか6世紀とか言われているらしい。
人類の発達ともにある果物ということができるでしょう。

日本でのブドウの栽培は鎌倉初期には始まったといわれています。
ただ、日本のブドウは、乾燥を好みワインの材料となるヨーロッパブドウではなく、デラウェアやキャンベル・アーリーのようなアメリカブドウを中心に生食用栽培で広まってきました。
わが国のようにブドウが生食中心の国は非常に珍しいそうですね。
うちでは、生食、ゼリー、ジャム。

我が家ではブドウは20年近く育ててきましたが、まだまだ毎年工夫や精進です。
我が家の第一次産業省(早い話が園芸や魚釣りなどをして遊ぶ相談)の決断により、昨年棚からさらに2階のベランダにかけて斜めに枝を伸ばし、グリーンカーテンの替わりもさせつつブドウの増収を目指すという計画を継続中です。
面積が増えたので手間も増えたが光合成量も増えたし、実の数も多くなりました。
完熟したものを食べられるのがいいんですよね。売ってるのよりかなり甘くなるし。
今年も収穫を楽しみにがんばります。
つくづく目先ではなく先のことを考えて作業をすることの大切さを、こういった作業から学べました。

アゲハチョウの第一陣の羽化が始まりました。

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あの小さな蛹から、あんな大きな優雅な翅と、きゃしゃな肢や細い触覚をもって出てくるのです。
羽が広がるまでじっとしている様子は、誕生の実感を静かに味わっているように見えます。
やがて翅が広がりきると、やおら羽ばたきます。
飛べることを確認したら、空へ放します。
元気でいけよー、って。

なんて不思議で、なんて綺麗なんだろう。
わが子にも、生き物に対する神秘の念を持つ人間に育っていってほしいですね。

(五日市教室A)