畑のありんこ(397)

砂鉄1ひどい雨と風でいろいろと折れてしまいました。
雨にぬれながら少し手入れをしましたけれど、暑けりゃ暑いで葉っぱが傷むので、植物たちにも辛い日々が続いております。
トマトやキュウリも夏野菜のイメージがありますけど、意外と涼しい気候の方が好きですからね。

今回は植物を離れ、砂の話。

先週に出かけた島根県の江津の波来浜で、黒っぽい何かが筋状に流れたあとのある砂を見つけたので、持ち帰って調べてみたら、やはり砂鉄でした。
それもすごい密度の。(写真上段)
ネオジム磁石で砂の上をなでてみたら、がさがさがさ…ッという感じで集まりました。
楽しいのなんの。

放射状・針状に集まったりなびいたりするのを見るだけでも楽しくてしかたがない。
砂鉄だけを集めてみて、ビンの上からさらに強い磁石をあててみたものが以下の写真です。

砂鉄2

すごっ。
と若者言葉が出るくらい、集合体が大きく、激しい。
こういうものを見て「面白い」とか「きれいだなあ」とか感じることが理科の原点でもありますね。

中国地方で砂鉄といえば「たたら」。
集めた砂鉄で何か作ってみたい…とまたぞろものづくりの野心(笑)がちょっとわいた。
なかなか金属関連は自作が難しい。

山陽は花崗岩が主体の地質なのであまり砂鉄はありませんが、山陰側は結構多いと聞きます。
もしこの夏、砂鉄を集めてみようと思う方は、ぜひ山陰へどうぞ。

(五日市教室A)