気になるニュース243回「総延長9000キロ」

【問】

増え続けるインターネットの通信量をカバーするために、現在日米間に建設されているものとは何ですか。

【答】

光海底ケーブル

今年6月に新たな光ファイバー海底ケーブルの建設が始まりました。総延長は9000㎞で、1本の長さ60Kmのケーブルを150本つなげるのだそうです。
ケーブルの直径は2~4㎝程度で、光ファイバー自体の太さは髪の毛程度の細さです。これを金属や耐水性のプラスチックなどで、何重にも保護しているそうです。ですが通信容量はこれまでの3倍。
科学技術ってすごい。

専用のロボットに海底に掘らせた深さ1.5mの溝にケーブルを埋めていくそうなのですが、日本とアメリカの双方から太平洋を徐々に移動していくという気の遠くなる作業です。
コースもできるだけ海山や海溝をさけながらじりじりと進み、11月頃に太平洋上で両国の作業船がつなぎ合わせる手順だそうです。

情報社会を支える地道さに感動しました。
来年の伊勢志摩サミットに間に合いますね。

(五日市教室A)