畑のありんこ(417)

ハイビーハイビスカスを室内に入れています。
日当たりのいい窓際です。

耐寒温度は植物によって違うわけですが、アロエとかワイヤープランツなら0度まで大丈夫といわれています。
ガジュマルなら5度くらいまで。
原産地と違う場所で育てると、そういうことを気にしてやらないといけません。

一方で、冬の寒さを生存に取り込んでしまった植物もあります。
「春化」といわれる現象があります。
これは、秋に発芽して、翌春に花を咲かせる植物によく見られる現象です。
たとえばアブラナ科の植物がそうですね。

一定時間以上の日照を必要とするものを長日植物といいますが、秋に発芽すると、花芽をつくるに十分な日照時間であることがあります。
ここで咲いてしまうわけにはいかないので、冬の低温を通過しないと。花芽が形成されないようなスイッチになっているわけです。
寒さを積極的に取り入れて自らのスイッチにしてしまっている進化がすごい。

昆虫にもそういうやつらがいまして、アゲハの仲間やモンシロチョウは、年に何回も発生して世代を繰り返しますが、秋の短日を感じた幼虫は休眠蛹を作り、越冬に備えます。
これらも寒さを経験することで、休眠から覚め、春になると羽化します。
暖かい部屋に蛹を置いておくと、春になっても眠り続けたままで羽化しません。

温暖化が生態系に大きな変化を生んでしまうことが予測されていますが、もっと生活レベルの話として、広く知らせていくほうが危機意識につながるのではないか、と最近よく思います。
ストップ・ザ・温暖化、というキャッチフレーズだけではなかなか実感がわきませんものね。

(五日市教室A)