畑のありんこ(419)

ハクサイ今回はハクサイです。
アブラムシやヨトウムシの被害に若干あいながら、何とか食べられるサイズになりました。
越冬のために、外葉をしばってあるのが冬の風物詩ですね。
鍋物にはぜひほしい野菜です。

日清・日露で中国大陸に従軍した兵士がその味や大きさに感銘を受けたとか、朝鮮半島での栽培が確立されたのが伊藤博文が韓国統監府長官を務めていたときで、これを機に白菜キムチが生まれて普及したとか聞くと、歴史を身近に感じる。

つまり、日本の伝統野菜ではないということですが、おふくろの味と思われている料理の材料は、比較的最近伝わってきたものだったりします。
肉じゃがを例にとっても、ジャガイモ(16世紀)、ニンジン(17世紀)、タマネギ(19世紀末)、牛肉にいたっては明治以降です。
何でもとりいれて「和」にしてしまうという文化がここにもほの見えますね。

温かい料理が心を和ませる季節です。
しっかりエネルギーを充電して、冬期講習、ひとがんばりしていきましょう。

(五日市教室A)