今回は…理科！！
理科を勉強する上で，天体のことを苦手だとか
よくわからないなどで嫌う生徒が多いようだ。
自分自身も理科自体がさほど好きではなかったからそんな気持ちもわからないではない。
よくわからないとかそういった気持ちのウラには…「よくわからないから」というものがひそんでいるのだろう…。そんな気がする。

「よくわからないなら勉強しなさい」ですませられたら私の書くことがなくなってしまうので…今日はそのあたりの話をしてみようと思う。
私は人がよくわからないというものは「想像しにくい」ことに原因があるのではないか？と思っている。（たぶん一般論かな？）
そこで，太陽の動きと南中時刻のちがいを身近なものに置き換えて考えてみようと…そうすると想像しやすくなるかな…。
おそらく昔の人は，こまかく調べることができなかったはずだからきっといろいろなことを元にして想像したにちがいないから…。
さて何にしようか？…動く物…動く物…「電車」でいってみよう。
あ，ここで「電車が嫌い」な人は別の「動く乗り物」でもいいのだけどね…。

A駅（東）から分速1kmでB駅，C駅（西）と進む電車があるとする。
そして自分はB駅に立っていると考える。
と…B駅に電車が着いたとき，1分前にはA駅（東）にいたはずで，
1分後にはC駅（西）にいるはずである。

で，太陽の動きってこれと同じというように考えられるのがわかるかな？
電車は太陽とおなじ，駅が観測地となるわけだけど…
1度進むのに4分かかる速さで東から西に向かって進んでいる。自分のところより10度東にいる人は太陽が南中する時刻は，自分がいるところに南中する時刻より4分×10＝40分早いということ。
さらに世界を広げていくと…
日本より90度西にあるサウジアラビア（東経45度）では…，（1時間で15度進むから，90度÷15度で）6時間おそく南中を迎えるつまり，時差が6時間ということになる。
ちょっとは，想像しやすくなったかな…ならないかな？
う～んたとえ話はやっぱり直に話す方が楽だなぁ…(∀｀*ゞ)ｴﾍﾍ
（己斐教室N）
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