畑のありんこ(439)

ドクダミ庭の隅っこに咲いている白い花。
清楚な花ですが、ドクダミはなかなかに生命力の強いやつでして、地下茎の破片からでも生えてきます。
独特の香りがあって、意見が分かれますね。

わたしは小さい頃鼻が悪くて、よくドクダミの葉を丸めてつっこまれてました。
そのせいか、いやなにおいに思えなくて、むしろノスタルジックなにおいとして感覚してしまいます(笑い)。

実際に抗菌作用もあり、生薬としても古くから記載があります。
名前の由来も「毒を矯正する」からきているそうです。
自分には毒はないのですが…「毒」という言葉がいやなイメージを助長しているかも。ちょっとじめっとした場所に生えますしね。

子どものころ、蚊にさされたらアロエを塗ってました。
昔話で出てくるおむすびはササやタケの皮に包まれてましたね。
自分は薬効のある植物をいくつ使えるんだろう。
ドクダミを見ながら、そんなことを思いました。

(五日市教室A)