気になるニュース276回「人間を超える日がくるか?」

【問】

人工的にコンピューター上などで、人間と同様の知能を実現させようという試みを、アルファベット2文字を使ってなんといいますか?

【答】

AI

AI(人工知能)という言葉は以外に古く、1956年にアメリカの計算機科学者ジョン・マッカーシーによって命名されました。
最近のAIの開発はめざましい成果を上げてきており、囲碁やチェスのAIが人間のプロを打ち負かすまでになってきたというニュースを、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか?

さて、みなさんはこのAIに関連した「2045年問題」というのを知っていますか。
コンピューター技術が今のペースで発達し続けると、2045年に人工知能が人間の知能を超えてしまうという予測です。
そして、その人工知能がさらに自分より優秀なAIを開発し、またそのAIが、というふうに連鎖的に開発されることで、人間の頭脳レベルでは予測不可能な未来が訪れるとされています。

こうした人工知能によって、人間の仕事の多くがAIにとって代わられるとの予測も立てられており、それがそれほど遠くない未来に実現することに警鐘を鳴らしている識者たちも多いようです。
GoogleのCEOであるラリー・ペイジ氏は「近い将来10人に9人は今とは違う仕事をしているだろう。」とも述べており、社会に与えるインパクトの大きさも考えて、私たちは注意深くこのAIに対応していかないといけないかもしれません。

(アイル代表S)