気になるニュース第301回 「始まりと終わりの場所で」

【問】

12月5日、安倍晋三首相が太平洋戦争の発端となったハワイの〇〇〇へ訪問すると発表しました。〇〇〇にあてはまる言葉(漢字三文字)を答えなさい。

【答】

真珠湾

1941年12月7日(日本時間8日)、日本海軍の航空部隊がハワイの真珠湾にあったアメリカ太平洋艦隊基地に対して攻撃し、太平洋戦争が始まりました。
日本側が戦争をすることを伝える前に真珠湾を攻撃することとなったため、アメリカはだまし討ちと考え「リメンバーパールハーバー(真珠湾を忘れるな)」が合言葉になりました。
現在でも、真珠湾攻撃はアメリカの太平洋戦争に対する歴史の見方に大きく影響をあたえています。

12月下旬の安倍首相のハワイ訪問では、オバマ大統領とアリゾナ記念館を訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊(いれい)する予定です。
アメリカの歴史において特別な意味をもつ場所に、慰霊という形で現職の内閣総理大臣が訪問することに対して、大きな関心が集まっています。
 
今年は5月にオバマ大統領が現職の大統領として初めて広島を訪れ、平和記念公園の演説で「核なき世界」を追求する重要性をうったえました。
日米開戦75年の節目の年に、太平洋戦争の終わりの象徴的な場所である広島と、始まりの象徴的な場所である真珠湾を両国の代表が訪問することになりました。
安倍首相が真珠湾でどんなメッセージを伝えるのか注目しておきましょう。

(皆実教室F)