気になるニュース第309回 「新たな余暇時間」

【問】

個人消費を拡大するために、月末の金曜日は午後3時に仕事を終え、夕方を買い物や旅行にあてよう、という運動がこの2月から実施予定です。
このことを何といいますか。

【答】

プレミアムフライデー

早めに仕事を終えて、その分楽しく、幸せに過ごしましょう、というコンセプトです。
これを経済効果から簡単に言うと、早く仕事を終えて、その分街で消費してください、ということになります。
国内総生産を上げるためには個人消費の伸びが必要だとのことで、政府と経済界が連動してこの構想は生まれました。
初回はこの2月24日。
大手の企業などからこの動きは始まっていくものと予想されます。

メリットとしては、
①早く仕事を終えるために能率が上がる
②金曜夕方に出発し、土日をしっかり旅行(2.5日旅行)などに使える
③平日午後のショッピングや食事が楽しめる
④参加企業が多数見込まれるため、大型のイベントなどが実施できる
など。逆にデメリットとして
①外食産業などのサービス業は働き続けるかたちになる
②そもそもの収入が上がらないと消費は増えない
③仕事の量は変わらないので、どこかにしわ寄せがくる
などの声が挙げられています。

今、長時間労働の是正が話題になっていますね。
政府の掲げる働き方改革の実現の動きの一つとしてみても、日本で多くを占める中小企業にどの程度浸透していくのかまだわかりません。
これを学校の先生にもあてはめると、子どもも早く帰宅することになるんですかね。
1か月に1日、ゆとりができるのなら、子どもたちはうれしいでしょうね。

(五日市教室A)