気になるニュース第312回 「いないいない病」

【問】

もしある昆虫がいなくなったら、人類も4年で絶滅するといわれています。
その昆虫の名前を答えなさい。

【答】

ミツバチ

植物は受粉をすることで実をつけるということはみなさんも理科の授業で習いましたね。
ミツバチは花粉を運ぶ役割を持っています。
花粉を運ぶのはミツバチだけではないのですが、国連の報告によると世界の食料の90%以上をまかなっている100種類の作物のうち、70種類以上がミツバチの受粉によって生育しているとのこと。

ところで、2006年以降、養蜂家(蜂を育てている農家)から、一夜にして蜂が大量に失踪する現象が報告され、「蜂群崩壊症候群(CCD)」と名づけられました。
日本では「いないいない病」と紹介されることもあるようです。
これによって商業用ミツバチがおよそ3割以上も減少したといわれ、またその原因が「殺虫剤」ではないかともいわれているようですが、はっきりとはわかっていないようです。
 
農作物が育てられないということは、家畜を育てることも困難になるということであり、私たちの生活に深刻な影響を与えることになります。
世界の人口はまだまだ増え続けており、食料も増産の必要に迫られています。
よい解決方法が見つかることを祈るばかりです。

(アイル代表)