気になるニュース333回「ついに大阪府にも世界遺産が?」

【問】

2019年の世界遺産登録を目指す国内候補に、大阪府の百舌鳥(もず)・古市古墳群が選ばれました。
この地域には多くの古墳が集まっており、形や大きさもさまざまです。
この古墳の中で、最も大きい古墳は何ですか。


【答】

大仙古墳(仁徳陵古墳)

古墳というのは古代の天皇や権力者たちがつくらせた巨大な墓です。
この地域には日本最大の前方後円墳をはじめ、天皇や皇后の墓とされる古墳が集中しています。
大仙古墳は全長約486mもあり、その大きさはピラミッドに比肩するほどで、個人の墓としては非常に大きいものです。
2位の誉田御廟山古墳は425m、3位のミサンザイ古墳が365mと、上空からの写真を見てもその巨大さがわかります。

ただ、天皇の墓なので、その多くが立ち入り禁止になっており、遠くからながめると大きな森にしか見えません。
気球による遊覧や、VR(バーチャル・リアリティ)などを使って、その壮大さを実感してもらう試みが動き始めています。
景観の保護のため、建築物の高さを制限したり、広告を規制したりもしています。

広島の三次にも古墳がたくさんあるのを知っていますか。
この夏の自由研究に古墳をとりあげてみるのはどうでしょう。

(五日市教室A)