畑のありんこ(84)

200903181116000.jpgツクシを食べると花粉症にいいらしい。
ツクシは好物のひとつです。
はかまをとるのが面倒だけれど、単純作業は比較的好きな方で(笑)。
今年も散歩中に見かけたので、とってきました。
卵とじにして食べる人もいるそうですが、うちでは佃煮が定番です。
甘辛く炒めてラーメンにのせて食べてもシャキシャキ感が楽しめます。


ほろ苦さが生命の味。
でも北国の山菜はアクが少ないのだそうだ。
まだ寒い中で発芽するため、昆虫の攻撃がないかららしい。
南方では昆虫の活動も早いため、アクを出して「おれはマズイのだ」とアピールしているわけですね。
えらいなあ。
最近はツクシもあまり見かけなくなった。特に町中では。
子どもの頃ツクシをとっていた場所はさびしいことですが壊滅状態です。
宅地、暗渠、駐車場。生える余地もない。
これでいいんだろうか?
「自然と親しみ」、「自然と共生」しよう、と叫ばれて久しいが、本当に実現する方向に進んでいるのだろうか?
まず何をもって「自然」って言っているのだろう。
本当の「自然」ではなく、主に「身のまわりの植物や動物」という意味が多いのではないか。
だって、「自然」ってもともと「人間の手が加わってない状態」のことだから。
だから、「自然公園」というのはよくわからん(笑)。
植物イコール自然、って考えているんだろうか?
自然と親しむって言ったって、原始の森林に入り込むわけでなし、人間が管理している里山で野遊びをする、くらいが多いのじゃないだろうか。うちだって、そうです。
まずは、身近な動植物にふれろってことなのかな。
確かに、身の回りにある自然とのつきあい方を体験せずに育ったら、いきなり「自然と共生しよう」と言われてもうろたえてしまうのが当たり前でしょう。
でも花壇に花を植えたり、飼っている動物を可愛がったりすることの延長ではない部分をどうやって教えるか。
今の自分にできるのは「保存」ではなく「保全」にしか過ぎないこと。
身のまわりの自然から世界の自然までがつながっていること。
自分はその巨大なシステムにつながっている一部であること。
人間は自然をこわさずには生きていけないこと、だからこわしすぎないこと。
謙虚になること。
感謝すること。
山菜をとったり、野菜を育てたりしながら、どうやって子どもに伝えよう…といつも考えています。
ちょっとずつでもいいから。
まずは食べることから…と思っています。
(五日市教室A)
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