畑のありんこ(527)

バオバブ植物園にいってきました。
オーストラリアから運ばれてきたバオバブの木の威容に圧倒されました。
葉はなくても幹の表面で光合成ができるという話をガイドさんに聞き、厳しい環境の中で生き抜くための進化ということを考えました。

外来の植物や動物をむやみに持ち込んでいいものか。
これには是非があります。
目的があり、管理がしっかりしているなら許されるのではないか、というふうにも思いますが、実際にはペットとして、あるいは珍しいからといった理由で違法で入手し、結局飼育を放棄したり野外に放したりする例があとを絶ちません。
もっと生物との共存、飼育、管理とその意義といったことを学校で学べないものでしょうか。

絶滅危惧種を動物園などで飼育・繁殖させることで絶滅から救うという方法があります。
実際に飼育個体群がかなりの数になり、野生の方は絶滅寸前、といった例もあるそうです。
そういった知識をもって動物園を訪れれば、動物たちも違って見えると思うのです。
大人の側がもっと勉強しないといけないのかもしれないですね。

(五日市教室A)