畑のありんこ(543)

先週雨が少ないようだと記したのですが、大変な状況に変わってしまいました。
みなさまのお住まいの地域、大きな被害は出ませんでしたでしょうか。
ニュースの映像を見ると胸が痛みます。

家でも備蓄の食料をあらためて確認したり、非常持ち出しを点検したりしました。
すると、ランタンの電池が切れていたり、賞味期限が切れているものもあったりで、日頃の認識の甘さを痛感しました。月末なら月末と決めて、点検をしないとだめだなと思いました。
広い地域に被害が出ていますから、きっと農産物などにも影響が出てくると思います。

大きな自然の力に対して、私たちはあまりにも無力です。
知恵をもって、少しでも自分の命を守り、被害を小さくするしかありません。

災害が身近に迫っても、その情報を無視したり、過小評価したりして「自分だけは大丈夫」「前回大丈夫だったのだから今回も大丈夫」などととらえてしまう特性が人間にはあります。
このことを「正常性バイアス」といい、これが逃げ遅れの大きな原因になることが指摘されています。

こういったことも知ると知らないとでは行動に大きな違いが出てきます。
こういう時こそ、防災について、災害時の衣食住について、お互いに声をかけあって助け合うことについて、家族で話しあう機会だと思います。

(五日市教室A)