いきものばんざい(38)

ジョウビタキ【縄張り意識の強いおじいさん ~ジョウビタキ~】スズメ目ヒタキ科

 冬鳥として日本に飛来します。冬鳥は、秋から冬に日本に飛来し、春にはシベリアにわたっていくものが多く、カモやハクチョウが有名ですが、身近にもけっこう見られます。中でもジョウビタキは、腹がオレンジ色、頭は銀白色、羽に鮮やかな白い斑点があるので、見分けやすい小鳥のひとつです。「カッカッ」という何かをたたいているような鳴き声で地鳴きをしますが、知らないと鳥の声と思わないかもしれません。この声が、火をつける時に火打石をたたく音にたとえられ「ヒタキ」と呼ばれるようになったと言われています。「ジョウ」は「尉」、おじいさんのことです。頭が白っぽいからですね。