それでもIwill be…(57)

4785459.jpg5年生は9月から「速さに関する問題」を断続的に学習しています。
本格的に「旅人算」の演習が始まったこの16タームは勉強に苦労した人も多かったんじゃないかな。
「速さに関する問題」でみんながつまずきやすいのは、その問題に合わせて単位を修正しながら解くこと。
たとえば次のような問題だ。


(例)時速60kmの速さで20分進むと何km進みますか。
距離を求める公式は、速さ×時間と暗記できている人がほとんどだと思う。
だけど、公式だけに頼ってしまう人には、上記の問題を
60×20=1200(km)と解答してしまう人も少なくない。
特に速さを習いたての5年生によく見られるミスだ。
1時間に60km進む速さで20分しか進まないのだから、1200kmという解答は絶対にありえないのは冷静に考えればわかるにもかかわらず、公式に頼ってしまうとそういった常識がどこかに吹き飛んでしまうのだろう。
本人が注意深くなるのが一番の解決方法だけど、ちょっとした工夫をするだけで気づきやすくなる。
それは、
「問題文の中の『きょり』『速さ』『時間』を表すところには単位を含めて、線を引くなり印をつける」
ということだろう。
そして、それを図に表してみること。
「20kmはなれたAB両地点を」
なんていう表現があったら、線分図を描いて、出発点や進行方向などを書き入れてみるだけで、ずいぶん解きやすくなるはず。
要はいかに具体的に表していくかということだ。
最初はうまく描けなくても大丈夫。何問かやっているうちに必ず描けるようになるよ。
それと最後に、
「答えがでてきたら、その答えが問題に対して『適当』か」、
ちょっと考えてみるのを忘れないこと!
たとえば
車の速さが時速3kmとか、A町からB町までのきょりが3000kmとかでてきたら、
「これはおかしい!」
って気づくのも大切な感覚です。
公式は便利なものだけど、常識が伴ってこそうまく利用できるわけで、それを授業やサインポストを通じて学んで行こうね。
(五日市教室S)
××××
冬期講習生の募集を開始しました。
小学校1年生~5年生まで、各クラスを開講します。
また、3年生は無料のオープンスクール、4年生は通常クラスに加えて「中学入試スタート講座」を開講しています。
詳しくはホームページをご覧になるか、フリーダイヤルまたは各教室までお問い合わせください。
なお、12/5(土)に入会説明会を開催します。
あわせてホームページにてご確認ください。