気になるニュース428回「小惑星への着陸」

【問】

現在、地球近傍小惑星「リュウグウ」への着陸及びサンプル回収を目的に活動中の探査機の名前は何でしょうか?

【答】

はやぶさ2

保護者の方には2010年に帰還した「はやぶさ」のことを覚えている方も多いかと思います。もう9年も経ったわけですが、「はやぶさ2」が地球を出発したのは、2014年末のことです。近傍小惑星と言っても、地球との距離は約2億8千万km。想像もできないような数字です。当時の新聞で書かれていた地球からリュウグウに向かうことの例えには、「日本からブラジルにある長さ6cmの的を狙うようなもの」とあったぐらいです。

「はやぶさ2」は昨年リュウグウに到着し、すでに探査ローバーの投下、一度目の着地とサンプル回収、衝突装置を使用した人工クレーターの作成などに成功しています。残された大きなミッションは、二度目の着陸とサンプル回収。そして、年末には地球に向けた帰還が始まります。全てが順調にいったとしても、地球に帰還するのは2020年の末のことです。長い旅を無事に終えて地球に戻ってくる日が今から楽しみです。

(五日市教室T)