それでもIwill be…(79)

「1円玉の話」
今日は日本で使われているお金で最も小さい単位の1円玉の話をしましょう。
1円玉って実はとっても便利な硬貨なんだ。
まず、1円玉の重さがちょうど1gっていうことはみんな知っているかい?
てんびんの分銅の代わりにも使えるんだよ。
えっ!そんなの誰でも知ってるって?


じゃあ、1円玉の直径がちょうど2cmだっていうことは?
そう、1円玉は半径が1cmの円なのだ。
だから、5枚ならべると10cmの長さを測ることができる。
定規を使わなくても身近なもので長さを測ることができるんだ。
ちなみに縮尺50000の1の地図の上に1円玉を置いてみると
地図上で1円玉の直径の長さ2cmは実際には
2×50000÷100÷1000=1(km)の長さになる。
25000分の1の地図なら500mの長さになるってこと。
地図を見て距離を知りたいときにも役立つんだよ。
拡大と縮小(相似)を勉強中の6年生には是非頭の中に入れておいて欲しいな。
ちなみに1円玉って日本で何枚くらい流通しているかというと、なんと408億円(2009年4月)、つまり408億枚の1円玉が存在しているんだ。国民1人当たり300枚以上の1円玉を持っているってこと。
最後に豆知識として、1円玉をつくるのにいくらかかるかを紹介しておこう。
1円玉がアルミニウムでできているのはみんな知っているね。
1円玉は原料となるアルミニウムの原価だけで1枚あたり0.7円程度かかっていて、そこから1円玉として出来上がるまでに1枚あたり2円ほどのコストがかかっていると言われています。要するに1円玉1枚つくるのに2円かかるってこと。つくればつくるほど赤字になっているのが1円玉なんだ。
でも、僕らの生活には必要なものなんだよね。
※画像、一部資料をフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用させていただきました。
(横川駅前教室S)