畑のありんこ(125)

201001151222000.jpgキャベツっておいしいですよね。
千切りでもおいしいし、炒めても煮ても焼いてもおいしい。お好み焼きは言うに及ばず。ドン!(机をたたく音)
輝け万能野菜!というコンテストがあれば、タマネギあたりと並んで上位入賞間違いなしって気がします。
日本での生産量も多いです。100万トンをこえる野菜(イモ除く)は、ダイコン、キャベツ、タマネギくらい。


1人あたりキャベツを年に10キログラムは食べていることになりますね。
普及し始めたのは明治以降らしいです。
キャベツは沖縄では「タマナー」といいます。「玉菜」ですね。古名が残っているわけです。
モヤシは「マーミナー」。これは豆菜。
沖縄の言葉は音だけ聞くとまったく別の言語に聞こえますが、やはり日本語です。
たとえば、たきこみご飯の「ジューシー」。これは「雑炊」の転訛。
「クファジューシー」の「クファ」は「こわ(は)」。おこわのこわですね。かためにたいたってこと。
「ヤファラジューシー」はやわらかいおかゆってことになります。
eやoの音がiやuに変わっていたり(米:コメ→クミ)、口蓋化して「キ」が「チ」になっていたり(肝:キモ→チム、心のこと)、それらが一緒に起きると今日(きょう)が「チュー」となったり、その他いろいろの変化でわかりにくくなっているわけです。
「美ら海水族館」の「美ら」は「ちゅら」と読ませていますね。
「美しい、きれい」は「チュラサン」といいます。語源は「清ら」。
「チュラサルイナグ」は「きれいな女性」。イナグはおなご、女性です。
言葉って面白い。
単なる音の連続に過ぎないものなのに、意味を伝えることができるのだから。
「山」なんて、万葉集の時代以前から「ヤマ」ですもんね。
不思議な気がします。
時代とともに多様に変化してきた日本語をもっともっと楽しみたいと思います。
国語という教科はそういう側面にふれることができるんですよね。
ところで結球する野菜はすべて、葉の裏側にオーキシンが集まることで葉が内側に丸まっていくらしい。
オーキシン! 懐かしいぞ成長ホルモン。
うちのはまだ収穫には遠い。
ちびちゃんは中に何か入っているのではないかと気になるらしく、時々葉をめくったりしています(笑)。
(五日市教室A)
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