いきものばんざい(85)

カテゴリー: ■いきものばんざい

キチョウ【越冬するチョウ ~キチョウ~】チョウ目シロチョウ科
 シロチョウの仲間としてはめずらしく越冬するチョウです。モンシロチョウやアゲハチョウの仲間はさなぎで越冬します。モンキチョウ(黄色い羽に黒い●の紋があります)は幼虫で越冬するので、冬の暖かい日に見かける黄色いチョウはキチョウだと思ってよいでしょう。(よく見ないと区別がつかないかもしれませんが)変温動物の昆虫にとって、成虫のまま寒い冬を越すのはリスクが高いと思うのですが…越冬のリスクのない暖かい南の方から分布域を広げてきたのでしょうか? 同じチョウなのに、なぜ越冬のしかたがさまざまなのか? さなぎがある程度の低温を体験しないと羽化しないのはなぜなのか? 興味はつきません。

いきものばんざい(84)

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イラガの繭【固い繭 ~イラガ~】チョウ目イラガ科
 小さいうずらの卵のような模様のまゆを見たことがあると思います。たいていは穴が開いていますが、これはすでに成虫が出たあとです。冬に散歩していると、まだ穴の開いていないまゆを見つけられますが、このまゆはイラガの仲間のものです。おそらく昆虫のまゆの中でいちばん固いといわれています。幼虫は、庭木の手入れをしていて刺された経験のある人がいると思いますが、あの緑色のウミウシのようなやつです。刺されると痛いので「電気虫」とか「オコゼ」などとも呼ばれています。確かにあれは痛い(経験談)。まゆの模様は美しいんですけどねえ。

いきものばんざい(83)

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ヤママユのまゆ【美しい繭 ~ヤママユ~】チョウ目ヤママユガ科
 夏に野山を歩いていると、美しい明るい緑色のまゆを見つけることがあります。これはヤママユやウスタビガのまゆです。昔の人もそりゃ目をとめただろうな、と思うぐらいの鮮やかさです。いわゆるカイコの糸(生糸)よりも強い糸がとれるんだそうですが、イタリアの衣服メーカーにも「ヤママユ」が語源のブランドがあるそうですよ。一つのまゆから600m以上の糸が取れるんだそうです。いつか糸を紡いでみたいと思ってまゆを見つけたときには集めてますが、成虫が抜けて穴は開いているし、糸は細いし、数は少ないし、まだまだだな…

いきものばんざい(82)

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アフリカオオコノハズク【顔が集音器 ~フクロウ~】フクロウ目フクロウ科
 大きな目をした鳥類です。鳥の中では顔が平面をしているめずらしい種類で、これは顔をパラボラアンテナのように集音器として使っていると考えられています。さらに左右の耳が上下にずれてついている仲間が多く、音の場所を正確にとらえられるといわれています。目も正面についているため、獲物までの距離が測りやすい(肉食獣と同じですね)。フクロウの仲間のうち、羽角(飾り羽根の一種)のあるものをミミズクと呼びます。夜行性ゆえなかなか目にすることは少ないのですが、このあたりだと夏になるとアオバズクの声をきくことがあります。松江フォーゲルパークでフクロウが飛ぶ様子を見たことがありますが、全く無音でした。生きものはそれぞれ高性能です。

いきものばんざい(81)

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タコクラゲ【ストレス軽減効果 ~クラゲ~】刺胞動物門鉢虫綱
 ふわふわただよう姿を見ていると癒(いや)される…という声が多い動物です。全国的に今、クラゲは静かなブームです。展示の種類も数も増え、山形県の鶴岡市にある加茂水族館のように展示数世界一をほこるクラゲ水族館も。それだけ現代人はストレス抱えてるんでしょうか。クラゲの映像を見る前後で、唾液の中のストレスに関係する物質の濃度を調べたら、見た後ではその数値が低下することが報告されています。不思議なかたち、ゆっくりとした動き、かさのリズム、弱い水流にも流されていくようなおだやかさ。生態も独特です。若返りをくり返すベニクラゲは不老不死のクラゲとも呼ばれ、そのメカニズムが研究されています。

いきものばんざい(80)

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ヒメツルソバ【白とピンクの金平糖 ~ヒメツルソバ~】タデ目タデ科
 だれもが見たことがある白とピンクの小花。道ばたにひっそりと咲いていますが、もともと庭づくりのために明治時代に導入された植物です。見た目がかわいらしい花です。紅紫色のイヌタデに近い仲間です。考えてみれば「こんぺいとう」もポルトガル語。宣教師が京都の二条城でフラスコに入った金平糖を織田信長に献上したらしいです。想像すると楽しいですよね。日本は島国ですが、実にあちこちから色んなものが入ってきているのだなあ、とあらためて実感します。それは生き物に限ったことではないのでしょう。

いきものばんざい(79)

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ウサギ【一生伸び続ける歯 ~ウサギ~】ウサギ目ウサギ科
 ウサギの仲間の門歯(前歯)は一生伸び続けますので、固いもの、たとえば木の皮とかをかじっていれば、適度にすり減ります。ネズミの仲間も同じです。イネ科の植物には珪素(水晶、ガラスのもと)がたくさんふくまれていますから、栄養や繊維質もとれるし、歯もけずれて牧草としてぴったり? なのかもしれません。もし人間も門歯が一生伸び続けるのだとしたら、「あ、ヤバい、固いもの食べないと…」と始終気にするんでしょうね。豆腐とかプリンとかゼリーとかやわらかい食品ばかり食べる人は、すぐに前歯の長さでばれますね(笑)。

いきものばんざい(79)

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ウサギ【一生伸び続ける歯 ~ウサギ~】ウサギ目ウサギ科
 ウサギの仲間の門歯(前歯)は一生伸び続けますので、固いもの、たとえば木の皮とかをかじっていれば、適度にすり減ります。ネズミの仲間も同じです。イネ科の植物には珪素(水晶、ガラスのもと)がたくさんふくまれていますから、栄養や繊維質もとれるし、歯もけずれて牧草としてぴったり? なのかもしれません。もし人間も門歯が一生伸び続けるのだとしたら、「あ、ヤバい、固いもの食べないと…」と始終気にするんでしょうね。豆腐とかプリンとかゼリーとかやわらかい食品ばかり食べる人は、すぐに前歯の長さでばれますね(笑)。

いきものばんざい(78)

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ホシホウジャク【高速移動 ~ホシホウジャク~】チョウ目スズメガ科
 ガの仲間ですが、飛んでいる姿はハチに近い感じですかね。いや、ハチよりも高速で瞬間移動し、しかも花の前でホバリングしながら長い口で蜜を吸います。メリハリのきいた機敏な行動がなかなかかっこいい(個人的感想ですが)ガです。似た行動をとるものに、オオスカシバがいます。日本で「ハチドリを見た!」という人のほとんどがうぐいす色のこのガを見間違えていると思われます(第30話)。1秒間に90回近く羽ばたきをし、時速50km以上で飛ぶ。ふつうのガはどうも…という人にも見てもらいたい、機能的で美しい虫です。

ホシホウジャク②

いきものばんざい(77)

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イシガメ【がんばれ日本固有種 ~イシガメ~】カメ目イシガメ科
 近くの川の橋からよくカメを見かけます。小さい個体が複数そばにいたことがあるので、繁殖もしているようですが、先日川に降りていって、あいさつをしてきました。イシガメでした。日本固有種。外来種のミシシッピアカミミガメ(昔よく、お祭りで「ミドリガメ」として売られていたカメです)ではありませんでした。彼らは大きくなると世話ができなくなって野外に逃がされたり、あるいは脱走したりして定着し、多くの池や河川で優(ゆう)占(せん)種(しゅ)となっています。彼らが悪いわけではないんですけどね…。で、見つけた子は、甲らに赤い塗料のようなものがついてました。調査でもされたんかな?