いきものばんざい(73)

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カナヘビ【ヘビではありません ~カナヘビ~】有鱗目カナヘビ科
 ニホントカゲとカナヘビ。どちらも「トカゲ」と呼んでいる人も多いかもしれません。野外でメタリックブルーのしっぽを持つトカゲを見ることがあると思いますが、これはニホントカゲの幼体。ニホンカナヘビは幼体のころから茶褐色で、つやや模様も違います。ヘビやカメを見かけることが減った今、ヤモリとともにこの両種は身の回りで見ることのできる代表的なは虫類です。日本では空前のペットブームで、トカゲやヘビを飼う人も多いのだそう。もしトカゲやカナヘビをつかまえようと思うなら、しっぽでなくて胴体をつかみましょう。しっぼをつかむと自切して逃げてしまいますから。

いきものばんざい(72)

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イチョウ【世界最古の植物 ~イチョウ~】イチョウ目イチョウ科
 日本では全国で普通に見られる植物ですが、ジュラ紀(およそ2億年前~)に世界中で栄えたと考えられ、葉の化石も見つかっています。が、イチョウの仲間は次々と絶滅していき、現在はイチョウ科の中で現在のイチョウのみが残るだけとなっています。いわゆる「生きている化石」ですね。絶滅危惧種にも指定されています。起源が古いせいか、性質もずいぶん変わっています。一気に葉を落としたり、病害や虫害がほとんどなかったり、葉脈が妙だったり。うちではギンナンをよく食べてました。からごと封筒に入れて、レンジでチン。ポン!っていったら出来上がりです。

【日本最大のセミ ~クマゼミ~】カメムシ目セミ科

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クマゼミ朝から鳴き声がうるさい、南方型のセミです。私が子どものころは多くがアブラゼミでクマゼミは数が少なく、捕まえればごきげんなターゲットでした。まず大きい。力も強くて羽ばたきが起こす風を扇風機代わりにして遊んでいました。腹部がオレンジ色というこれまた特別仕様。今は公園にいくらでもいますね。今年は数が少ないような気がしますが。逆にアブラゼミが減りました。クマゼミは西日本だけでなく、東日本にも進出中です。枯れ枝やウッドデッキなどに連続したささくれのようなあとがあれば、それは彼女らが産卵しようとしたあとです。産卵管、痛くないんかなあ…といつも思います。

いきものばんざい(70)

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コノハムシ【もはや葉っぱです ~コノハムシ~】ナナフシ目コノハムシ科

 ナナフシが小枝に擬態していることはよく知られていますが、その上をいくのがこの虫。もはや葉っぱそのものです。2枚の外羽で葉をまねしていますが、葉脈や葉っぱの枯れたところまで再現しているのはもはや見事としかいいようがありません。メスは足の部分も葉のようになっており、飛べません。擬態に生き残りのすべてをかけた虫なのです。残念ながら日本にはいません。マリホにやってきていたときに撮影した画像です。他にもツノゼミやコケギスなど、擬態は進化の妙味を感じるテーマです。

いきものばんざい(69)

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アジサイ【逆リトマス試験紙 ~アジサイ~】ミズキ目アジサイ科
 理科で出てくるリトマス試験紙。液体が酸性なら赤色、アルカリ性なら青色です。色の変化といえばアジサイですが、この花は同じ場所なのに花の色が年々変わっていくとか、同じ品種なのに場所によって花色が違うとか、面白い現象が見られます。これは土のPH(ペーハー、酸性度)が原因です。土(ど)壌(じょう)が酸性だと花色が青に、中性やアルカリ性だと赤になります。リトマス紙と逆ですね。これは土の中のアルミニウムが吸収される量が変わってくることによる変化です。人間も赤くなったり青くなったりしますが…理由は別です。あ、ちなみに「リトマス試験紙」って、リトマスゴケの成分を使っていたことに由来するんですよ。

いきものばんざい(67)

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エナガ【ヘルパー ~エナガ~】スズメ目エナガ科
丸っこくてかわいい小鳥です。身の回りで見られる一番小さい鳥だといってもいいでしょう。尾羽をのぞくと、スズメよりもかなり小さく感じられます。小さいながら巣作りに工夫をすることで知られ、コケをクモの糸で補強した巣をつくり、中に羽毛をしきつめます。補強にはクモの糸を使うといいって、いつ気づいたんでしょうか。種全体にいきわたっている性質なので、興味深いことです。また、つがいになれなかったオスが、他のつがいの子育ての手伝いをすることでも知られ、こういう個体を「ヘルパー」といいます。自分にはプラスにはならなくても、種全体のプラスになっているという考え方があります。

いきものばんざい(66)

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モクレン【古い花 ~モクレン~】モクレン目モクレン科

モクレンは紅色、ハクモクレンはその名のとおり白い大きな花びらを持つ花です。いい香りがすることもあり、家の庭木として植えられていることも多い木です。花びらが大きいので、花びらが散るときに落ちた音がするほどです。このモクレン、1億年以上前から地球にある植物で、植物進化の歴史の中では最も古い虫媒花だと考えられています。花びらが大きいのも芳香も虫を呼びよせるためのもの。モクレンは蜜を出しませんので、チョウやハチといった花の蜜を利用する昆虫相手ではなく、ハナムグリのように花粉や、あるいは花びらそのものが目当ての昆虫相手だったんでしょうねえ。そんなことを考えながら見ると、太古の昔にさそわれませんか?

いきものばんざい(65)

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ウメエダシャク【ふつう模様は左右対称なんです】

昆虫の模様は左右が同じになっています。(左右対称といいます。)中にはホシベニカミキリのように非対称の模様のものもいますが、基本は左右対称。そのため、人間がみていて美しいと感じる要素にもなっています。いっぽう、哺乳類の中で模様が非対称のものは、イヌやネコ、ウシなど家畜に多いのです。身の回りのものを注意してみていると、こんなことにも気づくかもしれません。最近、動物の模様のできかたが数式によって説明できるという研究が出てきました。数学は自然とつながっているのです。

アイルサイエンスラボ(第Ⅲ期第4回)を開催しました!

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アイルサイエンスラボ第Ⅲ期4回めは、2週間スライドしての開講となりました。
サイエンスファンでは非常食に使われる発熱剤の仕組みについて学び、アドバンストでは広島湾は津久根島付近で前日に採取した海水のなかに潜むプランクトンの観察を行いました。

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いきものばんざい(64)

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ギンヤンマ水色の貴公子 ~ギンヤンマ~】トンボ目ヤンマ科

春休み、2タームで5年生は昆虫の学習をします。その中にトンボの代表としてギンヤンマが出てくるのですが、知らないという人もいると思いますので、画像をのせておきます。昆虫は体が頭部、胸部、腹部と三つに分かれますが、ギンヤンマのオスの胸と腹と境目には、水色の部分があり、高速で飛んでいても気づく美しいトンボです。飛ぶ速度が結構速いので、オニヤンマよりつかまえにくい(にくかった)というのが個人的感想です。教科書にのっている「シオカラトンボ」「アキアカネ」も教科書にのっていますから、知っておいてね。シオカラトンボとマユタテアカネの画像ものせておきます。見てね。