いきものばんざい(67)

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エナガ【ヘルパー ~エナガ~】スズメ目エナガ科
丸っこくてかわいい小鳥です。身の回りで見られる一番小さい鳥だといってもいいでしょう。尾羽をのぞくと、スズメよりもかなり小さく感じられます。小さいながら巣作りに工夫をすることで知られ、コケをクモの糸で補強した巣をつくり、中に羽毛をしきつめます。補強にはクモの糸を使うといいって、いつ気づいたんでしょうか。種全体にいきわたっている性質なので、興味深いことです。また、つがいになれなかったオスが、他のつがいの子育ての手伝いをすることでも知られ、こういう個体を「ヘルパー」といいます。自分にはプラスにはならなくても、種全体のプラスになっているという考え方があります。

いきものばんざい(66)

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モクレン【古い花 ~モクレン~】モクレン目モクレン科

モクレンは紅色、ハクモクレンはその名のとおり白い大きな花びらを持つ花です。いい香りがすることもあり、家の庭木として植えられていることも多い木です。花びらが大きいので、花びらが散るときに落ちた音がするほどです。このモクレン、1億年以上前から地球にある植物で、植物進化の歴史の中では最も古い虫媒花だと考えられています。花びらが大きいのも芳香も虫を呼びよせるためのもの。モクレンは蜜を出しませんので、チョウやハチといった花の蜜を利用する昆虫相手ではなく、ハナムグリのように花粉や、あるいは花びらそのものが目当ての昆虫相手だったんでしょうねえ。そんなことを考えながら見ると、太古の昔にさそわれませんか?

いきものばんざい(65)

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ウメエダシャク【ふつう模様は左右対称なんです】

昆虫の模様は左右が同じになっています。(左右対称といいます。)中にはホシベニカミキリのように非対称の模様のものもいますが、基本は左右対称。そのため、人間がみていて美しいと感じる要素にもなっています。いっぽう、哺乳類の中で模様が非対称のものは、イヌやネコ、ウシなど家畜に多いのです。身の回りのものを注意してみていると、こんなことにも気づくかもしれません。最近、動物の模様のできかたが数式によって説明できるという研究が出てきました。数学は自然とつながっているのです。

アイルサイエンスラボ(第Ⅲ期第4回)を開催しました!

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アイルサイエンスラボ第Ⅲ期4回めは、2週間スライドしての開講となりました。
サイエンスファンでは非常食に使われる発熱剤の仕組みについて学び、アドバンストでは広島湾は津久根島付近で前日に採取した海水のなかに潜むプランクトンの観察を行いました。

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いきものばんざい(64)

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ギンヤンマ水色の貴公子 ~ギンヤンマ~】トンボ目ヤンマ科

春休み、2タームで5年生は昆虫の学習をします。その中にトンボの代表としてギンヤンマが出てくるのですが、知らないという人もいると思いますので、画像をのせておきます。昆虫は体が頭部、胸部、腹部と三つに分かれますが、ギンヤンマのオスの胸と腹と境目には、水色の部分があり、高速で飛んでいても気づく美しいトンボです。飛ぶ速度が結構速いので、オニヤンマよりつかまえにくい(にくかった)というのが個人的感想です。教科書にのっている「シオカラトンボ」「アキアカネ」も教科書にのっていますから、知っておいてね。シオカラトンボとマユタテアカネの画像ものせておきます。見てね。

いきものばんざい(63)

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オオミズアオ【チョウはガなんです】チョウ目(鱗翅目)
 チョウとガは別の生きもののようにあつかわれていて、チョウは昼間に活動する美しいグループ、ガは夜に活動する地味でややよごれた印象のもの、と受け止められていることが多いようです。活動時間以外にも、触角のかたちや止まり方など、そのちがいはさまざまに言われていますが、そのどれにも例外があって、確実な分け方ではありません。昼間に活動するガは色もあざやかで派手なものもいますし、日かげで活動するチョウは地味な色のものも少なくありません。いつ活動するかによって進化の方向がちがってきたのでしょうが、ガはずいぶん損をしているような気がします。

サトキマダラヒカゲ

いきものばんざい(63)

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オオミズアオ【チョウはガなんです】チョウ目(鱗翅目)
 チョウとガは別の生きもののようにあつかわれていて、チョウは昼間に活動する美しいグループ、ガは夜に活動する地味でややよごれた印象のもの、と受け止められていることが多いようです。活動時間以外にも、触角のかたちや止まり方など、そのちがいはさまざまに言われていますが、そのどれにも例外があって、確実な分け方ではありません。昼間に活動するガは色もあざやかで派手なものもいますし、日かげで活動するチョウは地味な色のものも少なくありません。いつ活動するかによって進化の方向がちがってきたのでしょうが、ガはずいぶん損をしているような気がします。
サトキマダラヒカゲ

いきものばんざい(62)

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ヒヨドリ【~ヒヨドリ~】スズメ目ヒヨドリ科

ヒーヨ、ヒーヨ、という鳴き声が名前の由来だともいわれる鳥です。比較的大きく、庭にミカンなどを置いておくとすぐに姿を見せます。で、すぐに餌場を占領します。ボサボサ頭に、ほっぺたの褐色、灰褐色の体と、他の鳥と見間違えようのない鳥でもあります。ヒヨドリは波状飛行といって、羽ばたいて上昇したかと思うと、羽をとじて滑空する、ということを繰り返す面白い飛び方をします。渡りもするため、ずっと羽ばたき続けるよりは筋肉を休ませることができるということらしいのですが…本当のところは彼らにきいてみないとわかりません(笑)。

いきものばんざい(61)

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ハナミノカサゴ【姿はあでやかだけど ~ハナミノカサゴ~】条鰭綱カサゴ目

色や模様が派手な場合、毒をもっているケースが結構あります。スズメバチやテントウムシもそうですね。海外のカエルやヘビの中にも非常に目立つ色や模様のものがいます。ミノカサゴは優雅なひれをもつため「海の貴婦人」ともよばれますが、あのひらひらとしたひれはおそらく海藻やサンゴに擬態しているのではないかともいわれています。ミノカサゴも背びれに毒のあるトゲがあり、危険な魚として知られています。周囲の風景にとけこんでいる毒を持った生物。こんなやつが公園の植えこみや家の生け垣にひそんでいたら…。かれらが海中の生きものでよかった。でもきれいですよ、その姿。

いきものばんざい(60)

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ジョウゴゴケ【コケじゃないっす ~ジョウゴゴケ~】菌界子嚢菌門ハナゴケ科

 「コケ」という名前がついていますが、コケ植物ではなく、地衣類です。確かにコケに似ていますが、キノコやカビに近い仲間で、藻類を共生させることによって光合成を可能にしたグループです。木によくくっついているウメノキゴケを見たことがあるのではないでしょうか。「リトマス試験紙」も地衣類のリトマスゴケから作られたものなんですよ。かわいいもの、面白いかたちのものが多く、見ていてなかなか楽しい生きものです。山に行ったときにジョウゴゴケを見つけたので、画像を撮りました。