畑のありんこ(358)

シークヮーサー(90度右)庭の片隅にシークヮーサーの木を1本植えています。
木はあまり大きくならないのですが、実は多産で、毎年楽しませてもらっています。
鍋をするときにぽん酢を作ったり、泡盛やカクテルに入れたりしています。

実を食べるよりも、その果汁などを利用する柑橘類を「香酸柑橘」と呼びます。
ユズやカボス、レモンなどもその仲間です。
料理などに使うと爽やかで、風味が際立ちますよね。

シークヮーサーも健康にいいというので一時よくとりあげられていました。
沖縄では国頭郡の大宜味村が生産第1位です。ちなみに長寿も沖縄1位。
この村の喜如嘉というところに芭蕉布の里というのがありまして、今年行ってみました。
糸芭蕉から繊維を取り出して織物にしていくという、とても手間と時間と根気のいる織物なのですが、国の重要無形文化財となっています。
シークヮーサーも芭蕉布作りに使われていたとのこと。

この芭蕉布の里に行っていろいろ見ていると、目の前を通過した方が、今映像で見た人間国宝の平良敏子さん。
わ。本人だ。驚いた。
建物の2階で芭蕉布を織っている人たちの指導をなさっていました。
昔と変わらない手仕事で、自然のものを使って作る。
そう思うと心打たれ、静かに続く作業をしばらくの間見つめていました。
連綿と続く手の技術、失いたくないですね。

ベビーブームを迎えました。
続々とキアゲハが羽化し始め、外へ出しておくと、しばらくして飛び立っていきます。
今日は風が強くて、大変そうでした。

キアゲハ

(五日市教室A)