それでもI will be…(295) 

先日、多くの子ども達にとっては2回目の模試が終わりましたね。
結果が出るまで約1週間かかるわけですが、この期間の過ごし方がとても大切だと思います。
以前にもblogに点数だけを気にし過ぎないように書きましたが、今回はそれの追記のようなものでしょうか。

まず、早く結果が知りたい、という気持ちは極力忘れましょう。
自信がなかった問題、どうしても正解だったかどうか気になる問題だけ塾で質問して、後は通常の勉強に戻ることです。
結果がどうだったかな、早く返ってこないかな、と考えている時間は勉強のことを考えてはいますが、それは勉強時間ではないのです。

「模試が返ってきたら、そこでできてなかった単元を勉強する!」と意気込むものの、返ってくるまでの一週間の勉強が疎かになる子もいます。
模試のことは模試のこと。
日々の勉強とは別、と少し厳しいですが周囲の大人からも声をかけてあげるといいですね。

そして、そんな集中力が保ちにくい時こそ、授業の問題や宿題に取り組みましょう。
そこでわからない問題や、新しい知識にぶつかれば、自然とそちらが気になりだすものです。
そうこうしているうちに、「えっ、もう?」と感じるくらいのタイミングで模試は返却されます。
手を動かさずに、「もし悪かったらどうしよう」「思ったよりとれていたら嬉しいな」と考えているばかりだと、時間はなかなか過ぎていきません。

現在、私も子ども達と同じ境遇なので、気持ちはよくわかります。
お盆休みに必死の思いで書き上げた小説の一次審査の結果が、あと数日中に出るのです。
もしかしたら、この記事がblogに掲載される頃には、結果が出ているかもしれません。
本音を言えば、気になって気になって仕方ないのですが、そんな時こそ仕事や新作の執筆に集中です。
実際、授業前に多少気になることがあっても、授業中にそちらに意識が向く余裕はかけらもないですしね。

子ども達の模試も、私の小説の一次審査も、まだまだ先があるものです。
目の前の結果を待つ時間を、もっと先の大きな目的を叶えるための時間に使いましょう。

(五日市教室T)