1月26日、日本の東端である南鳥島へレアアース採鉱に向けた試験を行うために出港した船を何といいますか。
【答】
「ちきゅう」
「ちきゅう」は、海底下を掘削して地層を採取し、地震の発生メカニズムやそこに住む微生物などを分析、研究するために建造された船です。全国の小学生から名前を募集して命名されました。海底下7000mまで掘削することが可能で、船体中央にそびえたつ巨大な「デリック(掘削やぐら)」が目を引きます。これは海底下の掘削ポイントにドリルパイプを降ろすために設けられた設備で、高さは船底から130m、30階建ての超高層ビルと同じとのこと。
今回は、日本最東端の島である南鳥島周辺海域において、国産レアアースの採掘に向け、水深6000mの海域で試験を行う計画です。レアアース(希土類)は、スカンジウム、イットリウム、ランタノイドの計17元素の総称で、スマートフォン、EV(電気自動車)、風力発電機などの高性能磁石や電子部品に欠かせないレアメタル(希少金属)です。特定の場所に固まって存在するうえに、分離や抽出が難しいため「希少な(レア)土(アース)」といわれます。
日本は現在レアアースの多くを中国に依存していますが、国産でもレアアースが手に入るようになれば、日本の産業にとって大きな希望の光となりそうです。まだまだ実用までの道のりは遠そうですが、良い知らせが届くことを期待しています。
(己斐教室M)


