畑のありんこ(137)

201004040717000.jpg庭に移したキイチゴがいつのまにか満開で、ミツバチが来ていました。
たのむぞ受粉。
この仲間は地下茎でどんどん増えていくので、離れたところに新しい芽を発見するたび、「こりゃっ」「だめっ」「伸びすぎッ」とかいいながら摘んでます。
それでも結構な数、花が咲いています。


栄養生殖という言葉があります。
花はそのものずばり生殖器官ですが、葉や根などの栄養器官による生殖という意味です。
イモ類。球根。そのほかイチゴのランナーや、ヤマイモのムカゴ、ベンケイソウの葉など、植物はまことにさまざまな手で繁殖をしていくのです。
繁殖方法としても挿し木や接ぎ木、ランのメリクロンなど。
おそらくは、生存に有利な「何か」があったのでしょう。
地形、気候、他の植物との競争などなど。
それをうまく人間も利用しているわけで、まさに農業や園芸なんてのはそういった知恵の集大成を身近に体験できる分野ということになります。
野菜の接ぎ木苗もそのひとつか。
桜も満開を過ぎ、農作業日和となりました。
苗がDIYに並ぶようになってきました。
ポットや発泡スチロールなどを利用して、インゲンやシソ、エゴマ、オクラ、キュウリなどは種をまきました。
種で買った方が安いのですが、余るのが問題だ(笑)。
近所の公園に桜の花びらの絨毯ができていました。
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吉野も桜が満開だそうです。上千本だけ八分咲きとか。
淡桃色一色も美しいのですが、緑や黄色の桜の混じった錦繍も見てみたいなー。
(五日市教室A)