気になるニュース90回「命綱」

【問】
今回の震災・津波などで東北・関東各地の電気・水道・ガス・交通機関・情報網などが大きな被害を受けました。
これらの生活を支える設備を何といいますか。


【答】
ライフライン

この言葉はもともと「命綱」という意味の英語です。
日本では主に電気や水道、ガスなどの生活に必要なエネルギーや物資の供給設備、道路や鉄道などの物資の輸送に必要なルート、電話やインターネットなどの情報の伝達に使われる設備などを総称してそう呼んでいます。
1995年の阪神淡路大震災以降、目にすることが増えてきた言葉ですが、非常に便利な私たちの生活はこうした設備によって支えられています。
今回の東北太平洋沖大地震やその後の大津波により、これらのライフラインがずたずたにされ、町によっては壊滅的(かいめつてき)な打撃をうけたことは皆さんもご承知のことと思います。
不便をしのぎつつ復旧を待っておられる被災者の皆さんの心中を察するに余りあります。
電気、ガス、水道などが断絶すればたちまち生活に支障が出てしまう現代の生活の脆弱(ぜいじゃく)さを改めて感じた人も多いことと思います。
これらが「ある」のが当たり前になってしまっていることを痛感させられました。
感謝の気持ちと、万が一のときに備えておく心の準備が必要です。
そして予測されている今夏の電力不足、原発の今後、放射性物質による土壌・海水・河川水への影響、第一次産業への懸念、地球温暖化。
国家規模、世界規模での課題が山積していますが、これらの問題に真摯に対処することが、やがて大きな教訓となって私たちの未来につながっていくことを念じつつ、身の丈(たけ)にあった生活をいうものを見直していきたいと思います。
(五日市教室A)
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