畑のありんこ(708)

冬の畑ブロッコリーのいくつかが食べごろになってきました。
蕾は人間に、葉はウサギに(笑)。

冬の畑を見てみると、タマネギをのぞき、ハクサイ、キャベツ、アブラナ、ダイコン、ブロッコリー、コマツナとみごとにアブラナ科ばかりです。
アブラナ科の多くは、自分以外の花粉とだけ交配し、自分同士で交配しないためのしくみを持っています。
このしくみを「自家不和合性」といいます。

自分の花粉と自分以外の花粉を識別して他家受粉するので、遺伝的に多様性を生みやすいわけですね。多くの種類があるのはそのためです。
アブラナ科にしてみれば、姿や性質を変えつつ、子孫を残していくという壮大な生き残り戦略に邁進中、ということになるわけですね。

ハクサイやキャベツもだいぶそれらしくなってきました。
鍋がおいしい季節になってきましたね。アブラナ科植物って、免疫力を上げる効果があるらしいですよ。

(五日市教室A)