畑のありんこ(731)

キノコ天日干しキノコを干すと、うまみが増します。梅雨になるので、あまり頻繁にできないのですが。
料理に入れても、「あれ? おいしい」という感じに。

まあしかし、キノコに限らず、ウニとかホヤとかナマコとか、最初に食べた人類の勇気に感心します。
貝塚からフグの骨が出てくるというので、結構な人数が亡くなっているのだと思いますが、キノコも同様でしょう。
以前は食用とされていたスギヒラタケに死亡例が相次いだことで、危険となったものもあります。(私も以前食べたことがあります…おいしかった記憶が。)

調べてみると、スギヒラタケをさす方言は50種以上あるようで、地方ではこれがうまく伝わっていない可能性もありますね。

たぬき・むじな事件を思い出します。
1924年、タヌキが禁猟になったときに、栃木県の猟師がタヌキをタヌキだと思わずに狩ってしまった事件です。
栃木では「タヌキ」がアナグマをさし、タヌキのことは「ムジナ」と呼んでいたそうです。
客観的にみれば禁猟動物を捕獲しているわけですが、主観的にはタヌキではない動物「ムジナ」だと思って捕まえているため、故意が認められないのではないか、という問題でよく語られる事件です。

今はこういった言葉によるズレは減っているでしょうが、共通語ではない単語はまだまだたくさん使われています。
名称を網羅したとしても、人々がその名称の一覧を知る方法も難しいですしね。

(五日市教室A)