気になるニュース233回「太陽系の果てに」

【問】

1930年に発見され、ディズニーのキャラクターの名前にもなった太陽系の果てにある準惑星の名前を何といいますか。

【答】

冥王星(めいおうせい)

冥王星は地球から約49億キロメートルも離れた太陽系の果てにある準惑星です。
発見当時は、太陽から一番離れたところにある9番目の惑星だとされ、大きさは地球と同じか、またそれ以上の大きさがあると考えられていましたが、観測が進むにつれて、月の3分の2ほどの大きさであることが分かりました。

1990年代以降、冥王星と同じような星が次々と1000個以上発見され、「同じ軌道上にある群を抜いて大きな星」ではないと判断されたため、冥王星は「惑星」ではなく、「準惑星」とされました。
その冥王星に7月15日、1万5000キロメートルの近さまで近寄ったのが、アメリカの探査機「ニューホライズンズ」です。

地球を出発して9年、今回収集したデータはこれから1年以上かけて地球に送信されるそうです。そして、その分析からまた新たな発見があるのでしょう。NASAの発表を楽しみに待ちたいと思います。

(アイル代表S)