気になるニュース266回「毒をもって毒を制す」

【問】

2016年2月7日の長距離弾道ミサイル発射実験を実施した北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が、3月に入り日本海に向けて多数のミサイルやロケットを発射しているのはなぜですか。

【答】

(1) 国連の北朝鮮制裁決議に対する反発
(2) アメリカと韓国の合同軍事演習への反発

3月以降、以下のミサイル類が北朝鮮によってすべて日本海に向けて発射されています。
・3月3日 …ロケット弾6発
・3月10日…スカッドミサイル2発
・3月18日…中距離弾道ミサイル「ノドン」2発
・3月21日…ロケット弾5発

もしかすると、日本海を航行中の船舶に当たるかもしれません。
もしかすると、命中率の悪いスカッドミサイルは日本領海・領土に落ちるかもしれません。
そんな状況の中で、一部、アメリカによる先制攻撃を期待する声が聞かれたりもしますが、みなさんはどう対応するのが正しいと思われますか。

私たち(講師「う」は40代です)は、親がぎりぎり戦争の雰囲気を感じて育った世代ですから、「戦争は絶対にダメだ」という風潮、つまり教育で育ったと思います。
しかし、今の世代・これからの世代についてはどうでしょう。
朝鮮学校の前でヘイトスピーチを実施する大人がいる。
SNSで黒人サッカー選手を差別する発言を行う若者がいる。

社会の風潮は、教育となって子どもを育てます。
それは、IS(イスラミックステート)をはじめとするテロ組織の人々が、欧米諸国に対していかに深い怒りや恨みを持って育ったのかを考えるとわかりますよね。
教育する立場の大人として、発言には気を付けたいと思います、それが国際社会で正しい判断のできる子どもを育てるんだと。
少々大袈裟ですね(笑)

(横川駅前教室う)