気になるニュース111回「免罪符ではない」

【問】
日本とアメリカは、沖縄の米軍・海兵隊のうち4700名をある島へ移転することで合意しました。
この島の名前は何ですか。
【答】
グアム島


沖縄県には日本にある米軍基地の多くが集中しています。
沖縄県の面積の約10%をしめ、沖縄本島の面積の約20%が米軍基地です。
米軍の中でも、海兵隊は陸海空の戦闘力を持っており、軍事作戦の際には最前線に送りこまれます。
沖縄には最大時で18000人が駐留するそうです。
アメリカは沖縄を東アジアの平和の要石として考えており、中国やロシアを牽制するという意味もふくめ、ここを大きな拠点としています。
が、沖縄では過去に何度も米兵が凶悪犯罪を起こしており、米軍基地の縮小を求める声が高まってきていました。
その中で海兵隊の一部をグアム島(アメリカ領)へ移転する方針が決められていました。
ただしこれは、宜野湾市の住宅街に位置し、「世界一危険な基地」とも言われる「普天間飛行場」を県内の名護市辺野古(へのこ)へ移設することとセットとされていました。
普天間基地の移設が県民の反対などで進んでいないことはみなさんもニュースなどで耳にしていることでしょう。
日米両政府は、海兵隊4700人をグアムに移し、セットだった普天間基地の県内移設と分けて考えることで合意しました。そしてグアム基地建設費の6割は日本が負担することになっています。
外国の軍事基地を作るのになぜ日本が負担をしないといけないのか、戦争放棄をうたっている日本が軍事基地を作る手伝いをしてよいのか…安全保障や沖縄にからむ問題は複雑で矛盾に満ちています。
こういったことをしっかりと知り、自分で考えられる人間になっていってください。
(五日市教室A)