いきものばんざい(137)

ゴマダラカミキリ【ゴマダラなんちゃら ~ゴマダラカミキリ~】甲虫目カミキリムシ科
ミカンやクリ、イチジクなどの果樹、プラタナスなどの街路樹でもよく見られる、日本を代表するカミキリムシですが、その食害から害虫あつかいを受けることも多い虫です。黒地に薄青色の斑点がある、きれいな虫なんですけどね。植物に穴を開けることから、カミキリムシの幼虫は「テッポウムシ」と言われることもあります。「ゴマダラ」は「ゴママダラ(胡麻斑)」を縮めたかたちで、体表にあるぽちぽちをゴマに見立てたものという説があります。昆虫には「ゴマダラなんちゃら」や「なんちゃらゴマダラなんちゃら」という名前のものがけっこういます。ゴマフアザラシの「ゴマフ」も同じ。ゴマがけっこう身近なものだったことがわかります。