畑のありんこ(525)

植え替えまず地植えのブルーベリーの剪定をして、鉢植えのブルーベリーやラズベリーの植え替えを始めました。
改めてみると結構鉢の数があるなあ。

ブルーベリーは酸性土を好む果樹なので、ピートモスを使います。
地植えのものにもピートモスを足すのですが、そこから2m離れたところに柑橘やクワが植えてあるので、彼らにとっては変な環境になっているだろうなあ。
このエリアだけよけて根をはろう、みたいな歪な根張りになっているに違いない。
それぞれ年数がたってきたので、根もずいぶん太くなってきているのがわかります。

以前読んだ本で、一本のライ麦の根の長さを計測する、という実験があって、目に見えない根毛のようなものまで含むと、その長さが10000kmを超えた、とありました。
たった1本のライ麦でこの長さ。
きっと樹木のレベルになると、これはもう地球何周か分を超えるに違いない。
おりしも平昌冬季五輪で、選手の方々が「多くの人の支えがあって」ということを口になさっていましたが、一つの生命を支えるためにかくも膨大な広がりがある、ということと重ね合わせて、勝手にうなずいていたのでした。

人と人とのつながりの大切さがクローズアップされる時代になってきました。
一見無関係に見えることからもそういった連想を持つのも人間の脳の不思議なところですね。

(五日市教室A)