気になるニュース744回「この数字は何でしょう?」

【問】

【22→9】これはあるものの数が将来的に減る可能性を表した数字です。現在22あり、場合によっては2033年には9まで減るかもしれないものとは何でしょう?

【答】

広島県の県立高校

この流れには大きく2つの原因が考えられます。1つは、昔から問題になっている少子化の流れが止まらないことです。あくまでも現時点での素案程度の形ではありますが、2033年度に1学年4学級未満になりそうな都市部の学校(中山間地域以外)は近隣の学校との統廃合を検討すると県議会では話が出始めているようです。

もう1つは、高校授業料の無償化によって私立高校への希望者が増えることで、県立高校への進学者が減ると考えられているためです。教育委員会としては再編によって学科を新設したり、設備改修を優先したりして学校の魅力を高めることを目指すとしています。

予算にも限りがあることや教職員の不足などを考えれば、学校の統廃合自体は理に適った政策ではあると思います。ただ、あまりにも減る数が多いようにも感じますし、地元の人からすれば寂しくもあるでしょう。これから本格的な議論に入りますが、どういった形であれ実際に通うことになる高校生に寄り添った形になってほしいと思います。

(五日市教室T)