気になるニュース第17回「海流に乗って」

時事第17回.jpg【問題】
韓国・北朝鮮などで使われている文字を何といいますか。



【解答】
ハングル

ハングルは15世紀から使われている表音文字で、日本語のひらがなやカタカナにあたります。
きっとみなさんも、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
今年1月以降、佐賀・福岡など九州の北部や、島根、鳥取、兵庫、福井など山陰から北陸にかけての各県の沿岸に、10000個近くものポリ容器が漂着(ひょうちゃく=流れ着くこと)しています。
容器にはハングルで表記されているものがあり、それらの中には硝酸や過酸化水素水などの強酸性の液体が入っているものもあるとのことで、各自治体が注意をよびかけているところです。
海洋国(=まわりを海に囲まれた国)である日本の海岸には、多くの漂着物が打ち寄せられます。
もちろん、わたしたちが川などに捨てたものが海に至(いた)り、それが波によって打ち寄せられているものもたくさんあるのですが、外国からはるばるやってきた漂着物もたくさん見受けられます。
わたしたちの住んでいる広島は瀬戸内海という内海に面しているためにそういったものを見かける機会は少ないのですが、日本海や太平洋に面している海岸では普通に見られます。
流木、ヤシの実といった自然物に混じって、他国製のペットボトルやビン、プラスチック、漁具や魚網など色々なものが流れ着いています。
九州から東北南部の日本海側では、外国製の漂着物の多くは韓国のものだということです。
東北地方の北部以北ではロシアのものが多いとか。
沖縄では、中国製や台湾製のものが中心。フィリピンのものもあるそうです。
日本が海をへだてて外国と接しているのだ、ということがわかりますね。
ハングルや中国語で書かれたものは、きっと日本海流や対馬海流に乗って運ばれてきたものでしょう。
対馬海流は奄美大島の西で日本海流から分かれ、日本海へと流れてきます。
遣唐使はこれを突っ切らなければならなかったわけですが、この海流に乗って今回の厄介(やっかい)な漂着物は運ばれてきたようです。
海洋への不法投棄(ふほうとうき)の可能性もあると指摘(してき)されています。
ひょっとして私たちが何気なく捨てたものも、海を渡って遠くの海岸に流れ着いているかもしれません。
現在問題となっている、加工食品の農薬の問題をふと思い出しました。
世界規模で環境問題を考え、他の国々と協調していかないと解決が難しい問題ばかりです。
自分が世界とつながっている。
そういう意識を持っていきたいものです。
(五日市教室A)
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 (3月まで毎週月曜日開催。個別相談会は随時受付中です)
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