気になるニュース725回「水資源を守る」

【問】

2025年7月,福島県の湖が国際的に重要な湿地を保全するための条約であるラムサール条約の登録地となりました。
阿賀野川の源流の一つでもある、この湖を何といいますか。

【答】

猪苗代湖

猪苗代湖は、福島県の会津若松市、郡山市、耶麻郡猪苗代町にまたがる断層湖で、日本で4番目に広い湖です。この湖から阿賀野川が流れ出ており、福島県のシンボルの一つとされています。阿賀野川は越後平野へと流れる川で、四大公害病の一つである新潟水俣病が起こった川だということを学習しましたね。

国内有数のコハクチョウ飛来地である猪苗代湖は、2025年7月にラムサール条約に登録されました。ラムサール条約の国内登録地としては54か所目になります。福島県には、2005年に登録された尾瀬(福島県・栃木県・群馬県・新潟県)もあります。
国際的に貴重な自然環境としての認証を受けたことをきっかけに、国内外での知名度の向上や、環境教育・研究の推進、湖の保全に向けた意識づくりなどが期待されています。

中国地方にも、ラムサール条約の登録地が4か所ありますが、5年生や6年生の皆さんは覚えていますか?「宮島(広島県)」「秋吉台地下水系(山口県)」「宍道湖(島根県)」「中海(島根県・鳥取県)」でしたね。「琵琶湖」や「釧路湿原」とともに、しっかりと答えられるようにしておきましょう。

(己斐教室M)