畑のありんこ(372)

花芽1月になりましたので、朝に植え替えと剪定を始めました。
早いものはもう花芽が出ています。
ここから3月くらいにかけて、ベリー類、ウメなどのバラ科、柑橘類…と進めていきます。
植物によってどの枝に花が咲いてどう実がつくかも違い、強く剪定するか弱く剪定するかで樹勢も決まってきますので、やはり気を遣います。
この作業を手を抜きすぎるといい成長と収穫は望めませんので、ていねいに…。でもプロではないので毎年不安(笑)。
だから花が咲くとほっとします。

とはいえ、花は咲いても、途中で幼果が落ちたり、葉が病気になったり、虫が発生して新梢を食い荒らしたりとほったらかしではいけません。
様子を見ながら施肥したり虫を駆除したりします。
特定の栄養分が不足し始めると葉の色が変わったり、葉の縁が枯れ始めたりしますから、顔色を見るような感じなのです。
これって、子どもと勉強しているときの状況と似ているような気がするんですよね。
手をかけすぎてもかけなさすぎても、「適当」な状態にはなかなかならないようです。
背中を押すときと、引き際が難しい。
そんなことを植物から教わっている気がします。
なかには庭じゅう地下を走り巡ったクサイチゴのようにやんちゃな植物もいましたが(笑)。

ウメの花といえば大宰府天満宮、「東風吹かば~」の歌を思い出します。
学問の神様のご加護を毎年祈ります。
どうか生徒のみんなに花が咲きますように…。
剪定した枝にはいくつもの花芽がついています。

(五日市教室A)