気になるニュース37回「今年の漢字」

新聞猫.jpg【問題】
毎年12月にその年を表す「今年の漢字」が発表されますが、今年はどういう漢字でしたか。


【解答】

日本漢字能力検定協会が公募で選ぶ「今年の漢字」は「変」に決まりました。
応募者全体の約5%にあたる6031人が「変」を選びました。
確かに変化の多い年でした。
アメリカのサブプライムローン問題に端を発し、世界経済の失速が毎日のように報じられています。
アイスランドは国がつぶれるかどうかの瀬戸際になりました。
アメリカではリーマンブラザーズが破綻(はたん)し、さらには自動車ビッグ3も破綻の危機に立たされています。
日本でも大手の企業が減益を発表し、景気の後退感が強くなっています。
自動車会社や電気機器メーカーでは派遣社員の契約打ち切りが問題となっています。
昨年は超売り手市場といわれた学生の就職戦線も、今年は氷河期まっただ中。
内定取り消しまで出るありさまです。
物価も大きく変動しました。
ガソリンや食料品などが今年の半ばに高騰(こうとう)したのも記憶に新しいのですが、年末にかけては一転値下げとなり、さらにデフレを懸念(けねん)する声も大きくなっています。
政治の世界では、アメリカで「変革」を旗印にかかげたオバマ氏が、初の黒人大統領として選出されました。アメリカ国民も「変化」を求めているのでしょう。
日本でも福田元首相から麻生首相へと交代しましたが、現在の支持率低迷。
与党内での不協和音も聞かれ、いろいろな意味で「変」な空気が漂っています。
天災・人災も多い年でした。
ミャンマーを襲ったサイクロン、中国四川省の大地震、そして日本でも岩手・宮城内陸地震がありました。
中国産冷凍ギョウザの農薬混入問題や、事故米の問題…。
自らの生活を自らで守らねば、という自覚を強く求められたのも変化の一つでしょう。
そして進む地球温暖化といつまでも決まらない温暖化対策の具体案。
各国が自国の経済を優先し、温暖化の数値目標が先送りされればされるほど、地球のカタストロフィーが迫ってきます。
今年は台風があまり来ませんでした。
世界的規模で気象や季節が変化しつつあるのではないでしょうか。
インフルエンザの流行が始まりましたが、日本だけでなく、世界でも新型インフルエンザの流行が心配されています。
これも変化の一つでしょうが、できる手はうっていきましょう。
これからも、日本や世界はどんどん変化していくでしょう。それが「よい変化」であってほしいと心から祈ります。
(五日市教室A)
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