いきものばんざい(20)

ダリヤイソギンチャク【小さな針を発射する ~イソギンチャク~】花虫綱イソギンチャク目

 水槽の中でゆらゆらとゆれているイソギンチャク。見ているといやされるという人も多いと思いまうが、彼らは、刺します。イソギンチャクやクラゲは、口のまわりについている触手の先に、「刺胞」という小さな針を打ち出す細胞を持っています。この針で獲物をとらえるわけです。イソギンチャクは岩などにくっついていることがほとんどなので、来た獲物を確実にとらえないといけないからでしょうか、中には毒液を注入するものまでいます。その毒の多くは人間にとっては微弱なものなのですが、中には激痛が起こる毒を持つ種類のイソギンチャクもいますから、磯では注意してくださいね。