気になるニュース418回「焼失した世界遺産」

【問】

2019年4月15日に大規模火災が発生し、尖塔などが焼失してしまったパリの世界遺産を答えなさい。

【答】

ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂は1250年に完成し、当時は西洋最大のカトリック教会と呼ばれた建造物です。ノートルダムとはフランス語で聖母マリアのことを指します。1991年には「パリのセーヌ河岸」という登録名で周囲の文化財と合わせて世界遺産に登録されました。宗教的な価値はもちろんのこと、かのナポレオンの戴冠式が行われるなど歴史的価値、観光的価値も非常に高い建築物でした。

焼失が市民に与えた衝撃はかなりのものだったようです。日本はどちらかといえば宗教観が薄いのでピンと来ないかもしれませんが、熱心なクリスチャンにとっては身を裂かれるような思いだったそうです。私の友人にも一人昔からのクリスチャンがいますが、テレビの前で呆然としたそうです。しかし、ノートルダム大聖堂はフランス革命で破壊された際にもここまで復元しました。今回の焼失からも立ち直ってくれることを祈るばかりです。

(五日市教室T)