畑のありんこ(596)

空蝉例年ブロッコリーの脇芽が終わると、葉っぱをウサギや小鳥の餌にしていくのですが、娘に庭から持ってきてもらったブロッコリーの葉っぱにセミの抜け殻がくっついていました。
小学生のとき、抜け殻ばかりをたくさん集めたりしませんでしたか。

ここ数年、庭にセミの幼虫が地中から出てきた穴が見られます。ほとんどがクマゼミです。
クマゼミ、数が増えましたね。朝からうるさい。
泥だらけのニイニイゼミの抜け殻はついぞ見なくなりましたね。声も聞かないし。
子どものころから身の回りの自然が変わっていっている気がすることの1つです。

娘がまだ小さかった時に、『セミくんいよいよこんやです』という絵本(工藤ノリコさん作)を読んで、子どもが大きくなっていくことの喜びと、さびしさとを感じて涙ぐんだりしていました。
いつかは、自分たちの手の届かない世界に旅立っていく子がほとんどなんですよね。
今でもこの絵本は大切にとってあります。

子どもが巣立っていった証拠みたいなもんです、抜け殻。
そう思うといとおしくて、しばらく机の上において眺めていたりする日々です。

(五日市教室A)