気になるニュース490回「再び宇宙へ」

【問】

宇宙飛行士の野口聡一さんが、3度目の宇宙飛行へと旅立ちました。今回、野口さんが搭乗した新型宇宙船の名前を答えなさい。

【答】

クルードラゴン

今回のクルードラゴンは、NASAの協力のもと、民間宇宙企業スペースXによって開発された機体です。これまで野口聡一さんは、2005年にスペースシャトル「ディスカバリー号」で15日間の宇宙飛行に成功し、2009年にはソユーズで宇宙飛行に成功し、国際宇宙ステーションに長期滞在。日本の実験棟「きぼう」で様々な実験を行いました。

今回の宇宙飛行では日本の食べ物もいくつか持ちこまれる予定になっています。1つは「アジの干物」です。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の認証を受けたもので、約5年がかりで開発したそうです。高温高圧処理で骨まで食べられるうえに、不足しがちなカルシウムも摂取できるということで期待されています。それ以外にも、「スペース日清焼きそばUFO」や「スペースからあげクン」まであるとか。

また、今回乗ったクルードラゴンの機体には搭乗員の人たちが「レジリエンス」という名前を付けました。レジリエンスとは、人が困難や逆境の中にあっても心が折れることなく、状況に合わせて柔軟に生き延びようとする力のことです。コロナウィルスに負けない、希望の光となってくれるといいですね。

(五日市教室T)