いきものばんざい(82)

アフリカオオコノハズク【顔が集音器 ~フクロウ~】フクロウ目フクロウ科
 大きな目をした鳥類です。鳥の中では顔が平面をしているめずらしい種類で、これは顔をパラボラアンテナのように集音器として使っていると考えられています。さらに左右の耳が上下にずれてついている仲間が多く、音の場所を正確にとらえられるといわれています。目も正面についているため、獲物までの距離が測りやすい(肉食獣と同じですね)。フクロウの仲間のうち、羽角(飾り羽根の一種)のあるものをミミズクと呼びます。夜行性ゆえなかなか目にすることは少ないのですが、このあたりだと夏になるとアオバズクの声をきくことがあります。松江フォーゲルパークでフクロウが飛ぶ様子を見たことがありますが、全く無音でした。生きものはそれぞれ高性能です。