いきものばんざい(96)

アメンボ【水上にうかぶ技  ~アメンボ~】カメムシ目アメンボ科

1円玉を水面に静かにおくと、水の上に浮かんだままで沈みません。水の表面はうすい膜がはったようになっており、物を支える働きがあります。これを表面張力といいます。アメンボは体重が約40㎎と非常に軽く、また足の先には細かい毛が生えており、おまけに足先から油を分泌しているため、水をはじいてぬれないようになっています。軽くて水をはじく。それでアメンボは沈まないのです。アメンボが浮いている水に洗剤をたらすと、沈んでしまうそうです。油がとけてしまうからですね。ちなみにアメンボは「飴棒」から。飴のようなにおいがし、細長い体を持っているため、この名を持っています。