気になるニュース564回「成人年齢の引き下げ」

【問】

2022年4月1日から、日本の成人年齢が20歳から引き下げられました。何歳へ引き下げられたでしょうか。

【答】

18歳

2022年の4月より、明治時代から20歳だった成人年齢が、18歳に引き下げられました。(ただ、当時の選挙権は、高額の税金を納める男子に限られていました。)このため、2022年4月1日時点で18歳か19歳の人は、2022年4月1日から新成人となります。4月2日以降は自分が18歳の誕生日を迎えた日から成人となります。

成人になると、どんなことができるようになるのでしょうか? 例えばクレジットカードをつくる、一人暮らしの部屋を借りるといった場合、未成年の場合は親の同意が必要でしたが、こういった契約が自分の意志で行えるようになります。また、10年有効のパスポートを所有する、公認会計士や司法書士などの国家資格を所得することができるようになります。
ただし、これまでどおり20歳にならないとできないこともあります。例えば飲酒や喫煙は、健康面や非行防止の観点から、20歳にならないとできません。

多くの18歳以上の若者は成人と同じ社会的な扱いを受けていることや、若者の社会参加を目的として、成人年齢の引き下げが行われました。日本以外の国では、18歳を成人年齢としている国が多くなっています。責任ある行動をとるためにも、こらからも政治や社会について学んでいきましょう。

(己斐教室N)