気になるニュース583回「全国展開」

【問】

中国で出店ペースが加速しているものは何ですか。

【答】

コンビニ

2021年の中国大陸での店舗数は2020年と比べて3割増の25万3000店でした。
日中国交正常化50周年を迎えましたが、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートなど日本でも有名なコンビニが続々と出店を続けています。
日本ではコンビニがもう飽和状態になっているのではないかという状況もあり、日系のコンビニ各社が海外への出店を増やしていることもあります。

新型コロナの流行によって出店ペースは一時おとろえていました。
が、中国の人々のライフサイクルが変化してきたことや、ロックダウンが実施された都市でコンビニの役割が見直されたことなどから、中国政府は市民の生活を支え、消費を押し上げるため「コンビニ増強3か年計画」を打ち出しています。

日本でも、災害が起きたときなどに、コンビニをライフラインとして活用し、食料品や飲料水、トイレなどの提供を行う役割を担うことが期待されています。
政府がコンビニチェーンの発展を民生事業として支援していくという動きは、これから世界各国にも広がっていくかもしれませんね。

(五日市教室A)