いきものばんざい(124)

ネナシカズラ【根っこはなくても生きている ~ネナシカズラ~】キク亜綱ヒルガオ科
 発芽したあと、数日以内に寄生する相手にたどりつけないと枯れるという壮絶な人生の始まり方をします。発芽すると茎を回転させながらどんどん伸ばし、うまく宿主にたどりつくと、相手の茎に寄生根をさしこみ、そこから養分を得ることで生活します。そのためネナシカズラの仲間の多くには葉緑素がありません。根と葉を捨ててしまった植物なのです。茎も、黄色とか、オンレジ色とか、赤とか、まあ植物らしからぬ色をしています。ぱっと見たら、ラーメンに見えます。これでヒルガオ科ってことはサツマイモと同じ仲間ですね。